子どもが積極的に学ばない、本当の理由
今日は保護者の皆さまには、少し耳が痛い話かもしれませんが、大切な話をしますね。
日本は、先進国で最も「大人が勉強しない国」というのをご存じですか?
これは日本の今までの雇用システムにも原因があるのですが、ぶっちぎりでNo.1です。
世界的な統計データから「日本人が勤勉」という世界的な印象は、大きな間違いだったということが判明しました。
「忙しい」とか「する必要を感じない」などの理由で、多くの大人たちは学ぶことを放棄してしまっているようです。
そして、子どもが勉強を嫌いになるのは「身近な大人が学んでいないから」である。
という研究結果も2015年に発表され、確実な相関が認められています。
これを受けて、我々が運営するスクールでは数年前から「講師自身が『教えること』を常に学んでいるか」という指標を講師の評価システムに盛り込むようにしました。
つまり、スクールではたらく講師陣は 積極的に学べば学ぶほど、報酬がアップするんですね。
こうやって講師陣が学ぶようになると、当然のように子ども達の勉強嫌いが解消されていきました。
勉強嫌いが解消された子ども達の成績は、この年あたりから驚くほど伸びるようになったのです。
「身近な大人が学んでいる」という事実だけで、子どもは勝手に「学ぶ意味」らしきものを感じ取り、成長してくれるのだと感じました。
保護者の皆さまも、当然お忙しいと思います。
日々の仕事、家事全般、下の子のお世話、ご近所やSNS付き合い、本当に本当に忙しいと思うのです。
ただ「子どもの勉強嫌い」というのは、今後更なる大きなストレスになり得ます。
テーマは何でも構いません、芸術でも経済でも、子どもと一緒に算数や社会を学んだっていいのです。
この先の子ども達の飛躍的な成長ために、是非少しずつ「学ぶ姿」をお子様に見せてあげて下さいね!
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