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大人もよく間違える時代へ

【間違える社会】
今回のコロナ禍により、各分野で様々な変化が起きました。。

この変化の中でも、子ども達にとって、特に重要な「ある変化」が懸念されています。


それは「これからは大人が間違える時代になる」ということです。

今までも「先が予想できない時代」などということは言われてきましたが、コロナ禍でそれはさらに加速しました。

つまり未来に対して「正しい確率が高いこと」と「正しい確率が低いこと」が逆転しちゃって、みんな正解にたどり着くのが本当に難しくなったんですね。


これまでの「子どもにとっての大人像」の中に「大人は間違えない」というイメージがあったのですが、これが崩れていきます。

僕らのような教育機関は「常に正しいこと」を求められるのですが、どれだけ必死に考えても、前に進む以上 間違えることは出てきます。

ここで大切なのは「大人が間違る社会になった」という事を理解して、もし間違えたときは「ごめんなさい、違ってました」と素直に間違いを認める事です。

これからの教育について、受験の意味について、大学の有用性について、この先の社会構造について、子ども達の生きる未来について、、

間違いを誤魔化してうやむやにするのが子ども達にとって最悪なので、僕らも間違えた時は素直に子ども達に、保護者の皆さまに謝ろうと思っています。

そしてさらに大切なのは「素直に間違いを認めた」時に、社会全体が「ゆるす」ことだと思っています。

現代のSNSやワイドショーの様に、誰かの間違いに対して「叩く」文化圏では、「間違いを認めることが悪」のように捉えられてしまうので、誠実な子どもは育ちにくいです。

是非、保護者の皆さまは「自分が間違えたときは、素直に子どもに謝る」「子どもの間違いも許す」という姿を一番近くで繰り返し見せてあげてください。

これからの社会は、何も意識せずに生きていくと、自動的に「間違いを恐れて、何にもチャレンジしない大人」に育ってしまう危険性を孕んでいるのです。

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