「人の悪口が自分の人生を閉ざす」科学的根拠
僕らの運営するサービスは、様々な分野をクロスして学ぶスタイルを基本としています。
これは現在、世界的に広まりつつある「非認知能力」を高めるうえで、色んな分野の様々な大人と触れ合う事が、とても大切だと考えているのが一つの大きな理由です。
テストの点数やIQなどの様に、数値化できる能力を「認知能力」と言い、数字では計れない能力を「非認知能力」と言います。
【人の悪口を言わない能力】
一言で「非認知能力」と言っても、たくさんの要素が組み合わさっています。
「やり抜く力」「コミュニケーション能力」「我慢する力」など、、、数値化できない子ども達の力は山ほどあります。
今日はその中でも「悪口を言わない能力」について取り上げたいと思います。
シンプルですが「悪口を言わない方が、子どもが幸せになる」という事実を、科学的根拠を元にお伝えしますね。
最近はネットでの誹謗中傷によって人の命が奪われたり、コロナウィルスの感染拡大に関して、様々な人がネット上で意見の違う人を罵倒し合ったりと、何かと話題になっています。
では、人を傷つけるだけの行為なのに、なぜ人は悪口を言っちゃうのでしょうか。
心理学的には「自分の劣等感を少しでも和らげるため」といわれています。
アメリカの研究では「コンプレックスや劣等感を強く持っている子ほど、人の悪口を言いやすい」という結果が出ています。
また「悪口は、一種の依存症」とも言われており、人の悪口を言うと、一時的にドーパミンと言われる「脳汁」が出ちゃうんだそうです。
ギャンブルやお酒と一緒で、ドーパミンは欲張りなので、一度で始めると「より強い刺激」を求めます。
自然と悪口もエスカレートしていくという構造なんですね。
これで子どもが幸せになれるならいいのですが、そんなことはありません。
フィンランドの大学の研究結果が発表されたのですが、悪口によってドーパミンを出す習慣がある子の多くから、脳の損傷が見られたんです。
成人してからの死亡リスクも、なんと1.4倍に増えるらしく、悪口は非常に子ども達に「有害なもの」と科学的にも分かってきました。
【ポジティブに変換する】
だから僕らの運営するスクールでは、何かネガティブなワードを子どもが言った時「ポジティブワードに置き換えてみて!」とゲーム感覚で伝えます。
例えば「もうやりたくない!」という言葉は「これが終わったら、気持ちがスッキリする!」
「○○君ばっかりズルい!」という言葉は「○○君みたいに出来るように頑張りたい!」と、こんな感じです。
これは算数と一緒で、反復と意識してトレーニングすることで、子どもならすぐに身に付きます。
もし思い当たる保護者の方がいらっしゃったら、家庭でも、非認知能力を高めるために「ポジティブワードへの置き換え遊び」で、人の悪口を無くす習慣を進めてみて下さい。
意外と子どもは楽しんで取り組んでくれます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?