富山の妖怪「ズドボン」とは!?
はじめに
妖怪キャラクター計画!
突然ですが、富山にゆかりのある妖怪をキャラクター化しちゃうぞ!というわけで、富山県史民俗編をあけてみる。
しかし、そこには有名所と並んで、全く知らない、検討もつかない妖怪の名前が…!謎を解明するために我々調査隊はアマゾンの奥地…いや、地獄の奥地へと向かった―――。(立山の地獄となにか関係ないかなぁ??)
富山県史に現る「ズドボン」
富山県史に「ズドボン」という妖怪が出現する。
一つ目小僧や小豆洗いといった、全国的にも知名度の高い妖怪と同列に名があげられている「ズドボン」とは何なのだろうか。
「ズドボン」の語感の良さから、なんだか気になる妖怪だ。ずどぼん、ずどぼん、口に出すとついつい繰り返してしまう。
県史には、ズドボンの目撃情報は載っているものの、それが何をするのかが書かれていない。また、外見の特徴も、”大きいズドボン”が”六尺以上の大男”かもしれないという程度しか読み取れない。
他の妖怪について書かれている項にズドボンの名があげられており、子どもたちに印象的であるということがわかる。
ここまで書かれるのならば、ズドボンは富山ではメジャーな妖怪なのだろうか。
しかし、富山に住む知人にきいてもその正体を知るものは現れず、謎に包まれたままだった。
ズドボン案1 雪男寄り
「ズドボン」の響きからなんとなく雪男のようなイメージが湧く。ズドボンである主張は文字で補ってみる。毛並みを押し込めるかたちのTシャツ来てたら可愛さがでるかなと(決してこのあと3Dにしようとしてるからポリゴン数減らそうって魂胆じゃないんだからねっ!)
ズドボン案2 大入道寄り
富山県における妖怪の目撃情報で、黒部峡谷にて大入道が現れたことがある。
この大入道のように、霧に人影が映ったものが、ズドボンだと認識するのはありえないことではないと考える。しかし、ズドボンを見た同日に村で6尺(180cmほど)の大男を見たとするならば、通常のズドボンの体格は人間とさして変わらないと考えられる。そうすると大入道ではなさそうだ。ひとまず、影でできた人影と想定して、パースを崩したキャラデザにしてみた。かわいいかも。
ズドボン案3 方言「ずどぼん」
ここでようやく、ずどぼんが方言ではないかと調べてみたところ、富山県の方言だったようだ。
坊主頭…なるほど、案2のときに大入道を調べたのは方向としては合っていたのかもしれない。大入道も坊主頭だ。
この方言を私なりに解釈してみた。
ず→頭
ど→強調のど
ぼん→坊主頭
つまり、「頭がすっげー禿げてるやつ」なのかもしれない。
ズドボン、もしかしたら坊主頭がとっても印象的な妖怪なのかもしれないですね。
坊主頭を強調するために他に毛を生やして…案1と案2を混ぜた感じに仕上げてみました。
以上、勝手に妄想した現段階で私の考えた「ズドボン」でした。
結局ズドボンってどんな妖怪なんだ…君はどんな見た目で何をする妖怪なんだい……??