1月17日 東京都庭園美術館
限られた時間ながら、首都圏の展覧会を巡る。
その中で、圧巻だったのが、庭園美術館での「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」
基本的に展示室内での写真撮影はOKだったので、私もかなり撮ったが、こうした場に掲出してよいのか確認しなかったので外観だけ。
(ちなみに、現代の作家による広い空間へのインスタレーションは、撮影ポイントも多いし、観客同志の距離も取りやすいので、作家さんさえ了承なら、私も撮影OK賛成。これが絵画が壁面に並ぶ展示だと、カメラの位置と、肉眼で作品を見たい人の位置が確実にバッティングするので撮影禁止にして欲しい。ちなみに、松濤の須田悦弘さんは、もうどうにもならないほど作品が見れなかった。それどころか、思わぬところにある作品を見つける楽しみも、まったく味わえなかった)
野枝さんには、有隣荘で素晴らしい展示を作っていただいたが、その時から空間の癖を読むのがほんとうにうまい方だなと思ったが、今回の展示は、有隣荘とほぼ同じ時期に出来た宮様のお宅を舞台に、広い空間と丈夫な躯体の中で、さらにスケールアップしたうえ、繊細に場所場所を読んでいるのに敬服。
もちろん、三嶋さんの仕事も素晴らしい。
会期中に、ぜひ皆様! というだけではなく、外光の差し込む場所の多い庭園美術館ゆえ、近くに住んでいらっしゃる方は、お天気ごとに出かけて!とまでお勧めしたい。
それに、滅多に入れない場所にも立ち入れるし。
堪能いたしました。