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2月13日 岡山市
着るものも履くものもちゃんとあるし、クラフト(酒器に皿に椀にお盆・・・)もアート(美術作品)も家の中にも相応にあるし、なによりお金に余裕はないし(老後に向けて貯蓄しないと)。
なので、このところ、何かにお金を使うことが、ほんとに減った。
それに代わる刺激が、行ったことのないところへ行くこと。
それも、遠くへ旅行ではなく(もちろんそれは排除しないが、実現も難しい)、近くの山のてっぺんまで行ってみたり、岡山の中心市街地の歩道橋を渡ってみたりといったもの。
でも、それで発見はたくさんある。
充実感もかなりある。
今日は、奥さんのリクエストで、岡山市の牧山クライムガルテンを目指す。
名前を聞いたことがあるが、何の施設で、どんなところなのか、全く知らず。
もう岡山在住30年だけど。
その前に、次男も伴って、岡山の中心市街地にある中華の老舗 廣珍軒でランチ。
彼はここに入ったことがないはずなので、行ったことのないところの押し売りのようなもの。
安定のおいしさ。
なにより、開店と共に、常連客がたんたんとした佇まいで店を埋めているのが、よろしい。
そして、そこから車で当初目標を目指す。
以前から、気になりながら走ったことのない旭川沿いの道を進み(意外と細い)、しっかり集落が残っている様に、かつてはこちらがメインの筋だったことを再確認し、そしてふっと開ける眺望に、「ここは桃源郷か(小雨にけぶってたけど)!」と。
そして到着して、その光景に驚いた。
なに? これ。ここがゴール?
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この後ろを、JR津山線のくすんだオレンジ色の車両が走ってゆく様は、なんか別種の桃源郷。
そしてわかった。
これらはラウベという名の小屋。
どうやら、炊事場もついているらしい。
そして、その傍らには、ラウベの敷地より、少し広いぐらいの農地。
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公設の市民農園なのですね。
奥さんと、週末にこれなら別荘代わりに泊まれるんじゃないか?とか、週末だけで栽培&収穫できるとなると作物はなんだ?とか、ほとんど人影のない、平日の昼過ぎを堪能。
やはり、ネギ率は高い。
HPを見ると、週末は朝市もあり。
確かに、一般市民が、これだけの広さとは言え、出来た野菜の消費は単独では難しいだろう。
岡山の中心市街地から、程遠くない(30分かかるか?)という場所で、「行ったことのないところへ行くこと。」ミッション堪能でした。