10月31日 倉敷 大原美術館
外国からのお客様も増え、学校団体の来館もかなり戻ったことを実感する今日この頃。
会議などで拘束がかからない時は、私は1時間に1回ほど、5分程度だが館内を歩くことにしている。
もちろん、目の休憩でもあるが、お客様の様子を感じ取るには椅子に座っていてはわからないから。
そして、今日は嬉しい光景に出会った。
それぞれグループ行動で館内を巡った小学生が、工芸館の中庭に集合してから、まとまって帰るのは定石パターン。
今日は、たまたまそこに居合わせた20名ほどの欧米系の観光客と、帰路に就く小学生とが、いつの間にか互いに手を振りあったり、子どもたちが「ハロー」と大きな声で挨拶したり。
それも一学年分だから、時間にすれば5分ほどか。
その間、ずっと ハローとお手振りが継続されていた。
子どもたちにとっては、願ってもない国際交流だったろう。
西洋の優れた作品を持ち帰り、日本から多文化へと開かれた窓を作った児島虎次郎がこの光景を見たら、どう にんまりしたろうか。
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