7月11日 倉敷 大原美術館
選挙あけ。
ともかく、変な方へ行かないようにとだけ願いつつ、朝7時過ぎには家をでる。
休館日。
未就学児の受け入れも、展示替えもない。
それゆえ人手が余裕があると踏んだのか。担当課より、「有隣荘の草むしりします。出勤できる人は、涼しいうちから始めるので、朝8時に集合」
なので、朝一番でメールチェックして、みんながくる前に有隣荘の入口を開け、その傍らで門番がてらの草むしり開始。
途端に目に入ったのが、たくさんの蟻。
「う~ ん」と追ってみると、蝉の亡骸がひとつ。
ここから、蟻の列がつながっていた。
上の方からは、蝉の鳴き声も。
地面に腰を下ろしてみないと見えない光景。
しばらく、一人で、この様子を見続ける。
みなが集まってからは、私は一人、立派な杉板で出来た縁側の掃除。
掃除と言っても、露天ゆえ、土が媚びりついているので、水で浮かせて、それを拭き上げとの工程を繰り返す。
これまで有隣荘の特別公開が始まる度に繰り返していた作業。
朝とは言え、すでに暑い。
それに草むしりより体の動かしようは大きいので、相応に汗をかく。
人手も多かったのと、暑かったこともあり、当初予定より早めに切り上げ。
シャツだけ着替えるが、足元は作業内容ゆえ、びっしょびしょ。
お昼まで、無理に時間を潰すのももったいないので、さっさと切り上げて事務所を後にする。
駐車場に向かう道すがら、ちょうど赤木明登さんご夫妻が、大きなキャリーバックをもって歩くのに遭遇。
個展会場だと、ともかく人気者なので、私が独り占めするのは恐縮なので、たった50mほどでも、気兼ねなくご一緒できるのは何より。
汗をかいた身体は塩分を欲する。
家に帰ってシャワーをあびてから、奥さんと、玉島の水川さんへ。
安定の、品良く、丁寧ないっぱいに満たされる。
まあ、結局、休日ね。