久々の教科書
N高2年次に編入してまもなく教科書が郵送されてきた。最後に教科書を見たのは15年以上前だから見た目はだいぶ違っていたが東京書籍のロゴが懐かしさを感じさせた。
教科書の問い
苦手分野の数学から着手してまもなく当たり前の事実に気がづいた。教科書内にある問いの回答が巻末に載っていることだ。「何を馬鹿げたことを」と読者の皆様はお思いだろう。でも当方は改めて教科書を見るまでこの事実に気づかなった。
考えてみれば当然だ。問いがあって答えや解説の書いていない参考書は参考書として体をなさない。でも何故当時は問いに対する回答が教科書に載っていないと思っていたいのか?ちょっと突き詰めたい。
教科書とは?
試しに広辞苑で調べてみると以下記述が見つかった。
①教授•学習の教材として使用される図書。
②小学校・中学校・高等学校およびこれらに準ずる学校で、教育課程の構成に応じて作成される、主たる教材としての児童・生徒用図書。これらの学校には教科書使用義務が課されている。教科用図書。
N高授業動画の違和感
なるほど納得だ。学校には教科書使用義務がある。だからこそN高の授業動画には教科書が解説される形で進む。そしてはそれは少し味気ないのと閲覧していて違和感を禁じ得ない。その主因は教科書が主役になっているからだ。学校という特質上教科書を使用せざるを得ず、動画には一部科目を除いて教科書が写し出され、その上でカーソルを動かしながら教員が解説する様式が採られる。教員の顔も写し出されないので、主役が教科書になっているのだ。
そして、これは通常の学校でも実はあまり変わらない。もちろん先生によって授業の良し悪しは左右されるが、基本的には教科書に沿った説明がなされ、問いが発せられ、回答が示される。そしてこれは授業内で完結する。とりあえず板書していれば、自ら回答欄を確認する必要などない。だからこそ当方には教科書に回答が記載されている認識がなかったのだ。そして言うまでもないが、これは完全な受け身学習だ。
予備校・塾
対照的なのが予備校や塾だ。ここでは主役は講師、受講生で参考書やテキストはあくまでサポートツールに過ぎない。授業はある程度の型があるにしろ、かなり講師が自由裁量で行うことができる印象を受ける。だからこそクリエイティブな面が生まれ、魅力的なコンテンツが作成される。工夫の余地があるからだ。この工夫の余地があるかないかは非常に重要で、これは授業のおもしろさに直結するものだと考える。
そして進学にしろ何にしろ、個々人の目標によって、大量に問題を解く機会が半ば強制的に与えられる。だからこそ自発的にやらざるを得ないし、興味・モチベーションを持って問題に取り組める。当然問いに対する回答・解説を自ら確認し、わからない点は講師に聞くなりして、クリアにしなければ成長がない。
スタディサプリ
実はN高入学前は学び直しのためにスタディサプリを使っていた。スタサプの講義をご覧になった方はご存知かと思うが、講師陣が非常に魅力的で講義も聞いているだけで面白い。だからであろうか、N高の授業には物足りなさを感じてしまう。正直学び直しをしたいのであれば、スタサプで十分だ。
N高入学の理由
当方は高校を中退しているが、高卒認定を取得し世間でMARCHとか言われている大学を卒業している。なので、高校卒業資格を取得する必要は正直ない。高校卒業を大義名分にして、学ばざるを得ない環境を造り出したかったのだ。
理系知識
そもそもこの文理という分類自体どうなの?と最近では疑問を禁じざるを得ないが、当方は文系の進路を選択してきた。理由は単純だ。女子比率の極端に少ない環境に身を置く事に抵抗を感じたのと、文系科目の方が比較的成績が良かったからだ。
ただ、社会人になって圧倒的に理系関連の知識不足を痛感することが増えたのは事実だ。これは間違いない。書籍や前述のスタサプで学び直しを試みたものの、なかなかうまくいかない。というのも性格的に怠け者だからだ。。(だからこそ高校を留年・中退したわけだが・・・・この点は機会があったら語りたい。)
その怠けものにとって、高校卒業という大義名分があり、理系知識を学ばざるを得ない環境を造り出したかった。この狙いは今のところレポートの締め切りに追われる事によって成功している。
アドバンストプログラム
アドバンストプログラムではプログラミング等かなり多種多様な講義を受けられる。授業料のみで参加できるのでかなりお得だ。もちろん、これも入学理由の一つだ。まだ、あまり参加できていないがプログラミングの講義やAIや脳科学の講義が結構面白く満足している。
しかも文科省から補助金を受けられるので、普通にプログラミング教室に通うよりも安く講義が受けられてしまう。まさか社会人になって高校中退にメリットが生じるとは思わなかった。レポートが完了次第、アドバンストプログラムで充実した高校生活を送ろうと考えている。
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