構成とアイデアの抽出/#nanocolor週報
3月末抱えている案件も佳境の中、物撮りと並行し新規LPを当日作成し、提出というハードスケジュール。
今回撮影は別スタッフにお任せし、制作に集中することに。
これまで携わってきた案件は基本的に色数が多く、ゴリゴリ作り込む言わば泥臭いデザインが多かった。
しかし、今回のデザインのゴールは今まで作成してきたデザインテイストではなく、極限に削ぎ落とされたデザインである。
着手前、ボス直々にデザインゴールまでの取り組み方についての共有と指示をいただいた。
ゴールを目指すにあたり、ベンチマークしたLPから構成とアイデアの抽出の方法である。
今まではゴールイメージに近いデザインを漁り、集め、文字組みした上でデザイン着手し進めていた。
しかし教えていただいた方法は、まず作成するLP構成を見ながら、遷移した客が求めている情報や心情はどうなのかという問いかけ。
さらにベンチマークしたLPの構成を分解し、デザインアイデアの抽出し、今回の構成に落とし込んで進めていくという方法だ。
これまで行ってきた自身のやり方と違い、少し戸惑ってしまった。
難しいようなら先に自分のやり方で進めれば良いと言っていただいたものの、進めても迷いがでてしまう。
頭では理解していても、なかなか進まない。
最終ボスにデータを渡し、仕上げていただくことに。
結局何もできなかった。
帰りのタクシーの中で振り返って出た答えは、
話し合い、すり合わせをしたが明確なゴールを自分の中で見出せていなかった。
決め切れていなかったのだと反省。どうしよもうないポンコツぶりを発揮してしまったのだ。
何もできなかった自分に嫌気がさす。
反省してモヤモヤしたところで、何も生まないし、何の利益も生まない。
何度も言われていることであり、自分でも一番わかっていることである。
今から巻き返しなんてききはしない。
不甲斐ない結果を繰り返さないためにも、時間が無い中でもゴールが見えるまで何度でもすり合わせし、
解像度が高い状態に引き上げることを常に意識し、改善する。
また今回学んだ構成とアイデアの抽出の方法を軸に今後制作を進めて行こうと思う。