新しい出会い。新しい幸せ。
ある日Twitterを見ているとノウカノタネのコッティさんのツイートを見かけた。
podcastノウカノタネを聞いていて知っていた農家さん。
変わったものや初めての出会いが大好きな僕はふと気になってポケットマルシェに登録をしていた。
農家さんと直でやり取りが出来る。
産地直送で、かつ番組を聞いていて声を知っている人から買える。
声を知っているというのは人と人との距離感を縮めるのだなぁ。
と、この時初めて思った。
リスナーからパーソナリティへの一方的な認知だが、これが意外と大きい。
どうせなら知っている人から買いたい。と思わせてくれる。
早速ブラッドオレンジと伊予柑を購入した。
朝から届くのが待ち遠しくて、わくわくしてダンボールを開けると中から素敵な香りが溢れてきた。
切ってみると名前の通り血のように赤い果肉が顔を出した。
なるほど。
確かにこれはブラッド(血)だ。
切り分けていざ食べてみると、
思っていたよりもあっさりした味と程よい酸味でとても食べやすかった。
皮の色や果肉の赤みも個体によって違い、切る度にどんな顔を出すのか楽しみになっている。
果物を買って、次を切ってみたくなってくる感覚は僕には初めての経験だった。
妻は息子が食べようとして真っ赤な果汁が服に着いてショックを受けていたので食べる時は注意が必要だとも思った。
ホームページにレシピが書いてある親切さで、
人生初のオレンジピール作りにも挑戦してみる。
皮を茹でて水に放ち、
また茹でたものを砂糖水で煮詰めてから取り出し乾燥させていく。
茹でるのが問題ないか、砂糖水は焦げ付かないかハラハラしながら作っていた。
カットしてグラニュー糖をまぶして完成とする。
マーマレード作りにもチャレンジしてみた。
皮は同じくゆでこぼしてから刻んで今度は果肉と共に砂糖で煮る。
オレンジピールもマーマレードも、とても美味しくて皮から果肉まで丸々1個を幸せな気分で味わうことが出来た。
ブラッドオレンジはワックスを使っていないので安心して、皮までいただける。
そしてドングリFMのnarumiさんがnoteで紹介していた料理本も購入した。
料理本というのは見て楽しんで
いざ作ろうと思っても一般的な家庭にあるのか?と思う材料や器具があったりするんだろう。という偏見があったのだが、
読んでみるととてもわかりやすく、複雑な工程も無いので実際に作る想像がしやすい。
ちょっと手の込んだ燻さないベーコンや、
大根を切ってオーブンで焼くといった簡単なものまで。
この大根のオーブン焼きというのが驚いた。
大根が冷蔵庫にあってどんな風に食べようかと悩むことはあったが、
切ってオーブンで焼こうという発想が今まで無かった。
茄子も切ってレンチンでこんなにも美味しいのか!?
といった発見が溢れていた。
何をかけても美味しいが、刻んだニラを醤油に漬けたニラ醤油をかけるとまた抜群に美味しい。
表紙にある通り、まさしく
"いつもの食材に「驚き」をひとさじ"な料理本だった。