Atari2600:FishingDerby
ゲームタイトル:FishingDerby
販売:Activision
種別:サイドビューアクション
発売年:1980年
カートリッジID:AG-004
1.ゲーム概要
本タイトルはアクティビジョンがAtari2600用にリリースした、釣りを題材としたゲームである。なお、アクティビジョンの初期のゲームとして知られており、プログラマーはあの伝説のデビット・クレーン氏である。
ゲームを起動すると二人の釣り人が出現する。左がプレイヤーとなる。超狭いが一応湖ということらしい。
ゲームを開始すると、魚となぜかサメが出現する。湖なのにサメ・・・?とりあえずそれは置いておいて、先に99ポンドの魚を釣った方が勝ちとなる。画面上の数字が釣った魚の総重量表示である。なお、スティックの上下で、リールの上げ下げ、スティックの左右操作で釣り糸の左右移動である。が、なぜか釣り竿の長さが変化します(VCSだからしゃーない)。リールを早く巻き上げるにはジョイスティックのボタンを押しながらスティック上下操作を行う。深度の深い位置にいる魚ほど重い。
魚を釣っていると、水面を泳いでいるサメに釣り上げる前の魚を食べられてしまうことが多々ある。なお、食べられないように急いで巻き上げたり、タイミングを見計らう必要があるが、リールを早く巻き上げられるのは先に魚にヒットした側であるため、かなり釣るのがうまいAIに対して人間は割と不利である。
どちらかが99ポンド釣り上げればゲーム終了。
2.総評
★★★☆☆
恐らく釣りゲームでも初期の作品(何ならビデオゲーム初?)だが、一応釣りらしい表現とゲーム性が担保されており、この時代のゲームとしてはそれなりの出来なのではないだろうか。シンプルすぎて速攻で終わりそうなゲーム性だが、リール巻き上げ速度などの制限でうまくバランス調整もできているように思える。ただし、どちらにしてもシンプルすぎるのは変わりないので飽きるのもはやい・・・。ただ、パーティミニゲームのような感覚で友人などと遊べばそれなりに盛り上がりそうではある。
以下プレイ動画。
3.マニュアル
以下ではスキャンしたマニュアルを公開してます。
ファミリーゲームとして作られた模様。「天気が悪い日や日焼けをしたくないときでも釣りができるゾ」とのこと。