Atari2600:Plaque Attack
ゲームタイトル:Plaque Attack
販売:Activision
種別:シューティング
発売年:1983年
カートリッジID:AX-027
1.ゲーム概要
本タイトルは1983年にActivisionよりリリースされた、デンタルケアを題材にした(?)ゲームである。当時(も今も)アメリカではジャンクフードが家庭の食卓に非常に侵食しており、なんとなく社会問題っぽいテーマを扱ったゲームの最先端にも思える。
スタートすると、歯茎と8本の歯、および歯磨き粉チューブが画面に表示される。正直この時点で、この人の口内環境はかなり終わってるように思えるが、このゲームでは残りの貴重な歯を守る必要がある。しかし、この題材であえて歯ブラシではなく、歯磨き粉のチューブをチョイスするあたりがユニークである。ただ、シューティングとして考えた場合は適切といえる。
各守備ウェーブで敵が攻撃してくるので、歯磨き粉を射出してそれらを破壊していく。プラークアタックとは名ばかりで、実際に攻めてくるものは食べ物そのものである。しかし、このハンバーガーはAtari2600のグラフィックにしてはうまそうな見た目である。
他にもホットドッグやイチゴやドーナツ等様々な食べ物が襲ってくる。全8ウェーブあり、それぞれ異なる食品と難易度で襲われる。詳細は以下のマニュアルを参照。
歯に食品が触れてしまうと、急速に黄色いプラークが増殖し、歯を一瞬にして溶かしてしまう。これじゃ食べ物を摂取できない気がするが、とりあえず極力食品は歯に触れないように撃破する必要がある。
最終的に歯がすべてなくなる、もしくはあまりに歯磨き粉を乱射しすぎてチューブの中身が枯渇するとゲームオーバーとなる。
2.総評
★★★★☆
個人的には好きなゲームであり、特にグラフィックはかなり良好。出てくる食品は大体が美味しそうな見た目をしており、空腹時にこのゲームをプレイするとファストフードを食べに行きたくなること請け合いである。作者の感性はとても独特と言わざるを得ないが、あまり現代ではリリースされなさそうな題材のタイトルではある。意外と中盤から難しくなるので、それなりにやりこみは可能と思われる。ゲーム性はシンプルなので、たまにサクッとプレイしても楽しめるタイトルであることは間違いない。食い物ゲーの評価が甘いことをご了承ください。
以下プレイ動画
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