Atari2600:Sorcerer
ゲームタイトル:Sorcerer
販売:Mythicon
種別:サイドビューアクション
発売年:1983年
カートリッジID:MA-1001
1.ゲーム概要
本タイトルは1983年にMythicon社よりリリースされた、Atari2600専用オリジナルゲームである。内容としてはアクションシューティングゲームである。
ゲームを開始すると、いきなり謎の物体がびゅんびゅん飛び回っている画面から始まる。ゲームには一応ストーリーというか、世界観が設定されており、悪の魔法使いと善の魔法使いで争いが行われている模様。主人公は善の魔術師サイドで上位者のサポートの元、悪と戦っていくという内容とのこと(マニュアルがないので、あくまでネットの情報です)。
画面の左上に中指を立てて笑ってるようなキャラがおり、とんでもないゲームやな・・・と思ったが、どうもAtariのジョイスティックのアイコンのようです。要するにジョイスティックを操作しろという表示のようです。わかりづら!!
ゲームを開始するには、まずジョイスティックを操作して、画面を飛び回っているフライングプラットフォームとかいうものに乗る必要がある。
無事プラットフォームに乗ることができると、上下左右を自由に飛び回ることができる。そのまま右に進むとバトル開始。
最初のステージは、毛糸のセーターみたいな模様の仲良し三人組が襲ってくる。上下左右によくわからない光弾をぶっ放してくるので、当たらないように気を付けよう。
敵の攻撃に当たると、ピットフォールのハリーみたいな姿になって地面に落ちます。タイミングがいいと、発射したレーザーも緑になるぞ。
主人公も魔法によってレーザーを発射できる(レダクト的なやつか?)。敵はめちゃくちゃ動き回るので、よーく狙って撃とう。
敵を倒すと褒美として、上位魔法使いから褒美を渡されるらしい。何とも現金な話である。
なお、お宝はランダムに出現し、確認できる限りでは最初の聖杯的な宝にプラスして、宝箱・ネックレス・金塊の全4種類を確認している。バリエーション豊富だね。
2面の敵はメデューサなのかよくわからないが、頭の上がメラメラモジャモジャしている。こいつらも、近づいたり動きが速いくらいで攻撃パターンとしては1面と同じである。というか、全ステージ通してほとんどの敵の攻撃方法が同じである。
3面は三毛猫?なのかよくわからないがかわいい動物が相手である。なお、かわいいのは姿だけで、攻撃は容赦がない。
4面は薄っぺらい付け髭みたいな敵。芋虫にも見える。こいつらは、身体が小さいのでこちらの攻撃が全然当たらん。
5面は一つ目怪人っぽいのでサイクロプスでよいでしょう。頭だけなのはよくわからないけど。スマイルっぽくてかわいい。
ラスボスは1面の雲みたいなやつで、稲妻で攻撃してくる。なお、こいつには攻撃魔法が通用しない。では、どうやって倒すのかというと?
稲妻を交わして、通過すればいいだけである。なんじゃそりゃ・・・。とりあえず、雲を通過すると褒美をもらえるので倒せたってことなんでしょう。達成感がない・・・
2.総評
★★☆☆☆
ゲームとしては破綻してないが、どう考えても1983年に発売していいレベルのゲームではないような気がする。はっきり言って、MSXマガジンなどで掲載されてそうなゲームであり、プログラミングの課題を確認しているかのような気分になってくる。壮大な設定に全く見合わないゲーム内容である。せめて、ラスボスだけでも工夫してくれればやりがいがあるんだけど。。。。グラフィックは別に悪くないというのも、がっかり感を増幅させる。
以下プレイ動画
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