Atari2600:video pinball
ゲームタイトル:video pinball
販売:Atari
種別:トップビューアクション
発売年:1980年
カートリッジID:CX2648
1.ゲーム概要
本タイトルは1980年にAtariよりリリースされたピンボールを題材とした、Atari2600用ゲーム作品である。
画面の標準構成は一番右からプランジャー、プレイフィールドに3つ並んでいる四角いものはバンパー、Atariアイコンなどが表示されている2本の棒はロールオーバー。そして、黒い点々はスピナーでプレイ中常に回転している。一番下部にある黒い棒がフリッパーである。上部のスコアボードにはゲームモードやボール数等が表示される。
本体のリセットレバーを下げるとゲームスタート。スティックを下に下げるとプランジャーが下がり、ボタンを押すとボールを打ち出す。
スティックの左右とフリッパーの左右の動作が連動しており、スティックを倒した方のフリッパーが上がる。スティックを上に倒すと両方のフリッパーが上がる。
スキルAにスイッチを入れるとアウトレーンが出現する。実機のピンボールはこれが普通なので、このモードでやった方がリアル感はある。
たまに下部バンパー周辺に十字状のアイテムが出現するが、これはスペシャルライトターゲットと呼ばれるアイテムであり、うまくボールをぶつけると閃光とともに1000ポイント加算される。その他、バンパーとロールオーバーは100ポイント、スピナーは1ポイントとなっている。
上部のATARIロールオーバーにボールを通過させると、バンパー周辺にATARIアイコンが蓄積される。4回ATARIロールオーバーにボールを追加させると1UPする。
ピンボールには台自体を揺らすナッジというテクニックが存在するが、このゲームでは赤ボタンを押しながらスティックを動かすとナッジを再現して、ボールを任意の方向に少し動かすことができる。ただし、やりすぎるとティルト状態になり、フリッパーがロックされる。
2.総評
★★★☆☆
かつてATARIがVCS発売前に販売していたATARI VIDEO PINBALLを彷彿とさせるゲームではあるが、それよりもかなり進化したゲームとなっている。まず、個々のディテールが細かくなっており、フリッパーはしっかりとフリッパーの形をしている。難易度調整でアウトレーンの有無を決められたりなど、初心者への配慮も手厚い。ただ、この当時でもピンボール実機に比べて貧相な内容であるため、当時はどんな評価だったか気になるところ。実際は割と遊べるが・・・
以下プレイ動画