「ゲームの本」に行ったお話
2022年3月5日から開催されている、「ゲームの本」に行ってまいりました。札幌住まいなので、小樽まではバスで約40分揺られ、その後は徒歩で市立小樽文学館へ向かうような形になりました。3/20の日曜日に向かったのですが、まだ蔓延防止等重点措置が発令されていたため観光客はまばらでした。
小樽文学館の正面には、でかでかと「ゲームの本」のポスターもあり、これから観るんだぞー!!という気概を持たせてくれます。
展示の内容としては、「ゼビウス1000万点への解法」等の超黎明期の同人誌的なゲーム関連本や、出版社により発行され始めたゲーム誌等を概ね年代順や、出版社ごとのグループで展示し、解説も添えるといったスタイル。
特に最初に目に飛び込んだ、壁一面に並べられたゲーム雑誌や攻略本は圧巻の光景でした。一応出版社ごとに区分けされており、右上が一番古い発行物で、左下に進むにつれて新しいものになっているとのこと。
最初期のファミ通の絵柄が非常に独特で、如何にも黎明期といった趣を感じられることが出来ました。
他に、壁沿いのガラスケースに概ね出版社ごとのゲーム本と解説が展示されており、会場の入口から壁に沿って順繰り順繰り展示物を鑑賞していくことになります。やはり、アングラなハッカー系や3DOなどのキワモノに目が移ろってします。また、人生を変えたと言っても過言ではない、ファミ通WAVEもしっかり展示されており非常に満足(筆者はファミ通WAVEDVDを創刊からすべて所有しております)。
そして、一番おったまげたのがこのコーナー。ムック本などのコーナーなのだが、なんとあの超激レアな秋山仁の数学ミステリーが展示されているのだ。正直実物はここで初めて見たので、今回一番感動したコーナーかもしれない・・・・
また、今回一番見たかった海外雑誌コーナー。こちらは、展示替えの対象であるため、3/20に見に行ったのはこれが理由だったりする。お馴染みニンテンドーパワー等に関しては有名な書籍ではあるが、実物を見たのは初めて。個人的にかなり気になったのが台湾と香港のゲーム雑誌。アジア圏のゲーム雑誌などには結構疎いので、長時間眺めておりました。表紙も最高にクール。なお、3/26現在は展示替えされているはずなので、これから行く方はおそらく見られないかと・・・・
ちなみに、黎明期のゲーム本コーナーにはマーベル製のゲーム雑誌が展示されており、こちらも大変興味深かった。これは展示替え対象ではないので、今行っても見られると思います。
地味に興味深かったのが、ハドソンのPCソフトの通販誌。パソコンユーザーは、みんなこの紙面を見ながら、現金書留を送ったのかなぁなどと、昔の様子を思い浮かべながら眺めておりました。
また、自分が展示を見に行った日はちょうど展示解説が行われる日だったようで、展示品を提供された"らぐたろう"さん自らの説明を聴く事が出来ました。90分弱程度に及ぶ解説でしたが、かなりの情報量で時間が秒速で過ぎ去る感覚を覚えてしまいました。
帰り際に、会場においてあるノートを見てみると、各人思い思いの文が綴られておりました。そして、なんと東京から来ている人も!!
ものすごい執念だ・・・・・
さて、「ゲームの本」は4/24まで開催されているとのことで、蔓延防止も解除されたことですので、遠方の方も旅行も兼ねてお越しになると良いのではないでしょうか。
↑「ゲームの本」お知らせリンク
↑"らぐたろう"さんのtwitter
おまけ
帰りにかま栄にて、ほっかほかのパンロール等を頂くなどした。皆様もお土産にどうぞ。
お気持ちが溢れんばかりの方がいらっしゃいましたら、サポートいただけると幸いです。