ATARI2600:Frankenstein’s Monster
ゲームタイトル:Frankenstein's Monster
販売:DATA AGE
種別:サイドビューアクション
発売年:1983年
カートリッジID:116008
1.ゲーム概要
今日はハロウィンなので、ホラー作品を題材としたゲームのご紹介。
このゲームはタイトル「フランケンシュタインの怪物」のとおり、小説「フランケンシュタイン」を題材としている。
ゲームの目的はフランケンシュタイン博士の城で産み出された怪物をエネルギー充填が完了するまでの一定時間内にレンガで周囲を遮断することで、起動を阻止するというもの。
ステージ上には謎の幽霊や落とし穴、蜘蛛などの障害があるため、ジャンプなどで回避していく。なお、障害ごとに妨害内容は異なり、敵に触れてしまった場合は一定時間キャラクターがフリーズし制限時間内でのクリアを妨害する。落とし穴に落ちた場合は、下の水に入ってしまい最上階まで無条件で戻される。その際、最下層で取得していたレンガは元の位置に戻ってしまう。
怪物の頭上の青いものはエネルギーソースか何かの模様。
各階にははしごがあり、はしごにいる間は敵のダメージ判定が無いため、ある種の安全地帯となる。ただし、時間制限があるため長居は無用。
最下層でレンガを入手したら、最上階の緑のエリアまでキャラを移動させる。
その後、コウモリによる妨害を受けつつ、怪物の横のレンガ置き場まで行けば取得したレンガを設置できる。
なお、レンガを設置するごとにステージの難易度は上昇していき、トラップや敵の数が増加する。
最終的にエネルギー充填が完了、もしくはキャラの残機数(3機)がゼロになった場合怪物が復活し、ゲームオーバーとなる。
怪物が復活した際は、ズシンと来る重低音とともに段々とプレイヤーに怪物が近づいていき最終的に画面が緑色にフラッシュするという、非常に臨場感のある演出が味わえる。
2.総評
★★★★★
ATARI2600の特色を最大限に発揮した立体的なグラフィックは、当時でも抜きん出たクオリティだったと感じる。特にこの色鮮やかなグラデーションはATARI2600ならではといったところ。また、ゲームデザインも非常に優れており、難易度は少し高いが、目的は単純明快なので誰でも楽しめる内容。また、各種演出面が多彩なので、ゲームが上手でなくても視覚的に楽しめる良い作品。若干プレミアがついている作品ではあるが、入手する価値はあるだろう。
以下プレイ動画。
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