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Atari2600:Karate

ゲームタイトル:Karate
販売:FROGGO GAMES
種別:サイドビューアクション
発売年:1982年※再リリースは1987年
カートリッジID:FG-1001

1.ゲーム概要

本タイトルは1982年にULTRAVSIONよりリリースされたゲームであるが、ここで紹介するものは、後にFROGGO GAMESより再リリースされたものである。なお、内容は特に変わりはないが、ULTRAVISON版は恐ろしくレアで、現在は最低でも1000$以上で取引されている模様。

タイトル画面

さて、そこまで初版がレアで、再リリースまでされているわけなので、さぞかし良ゲーなのかと思いきや、実際には上記の画像の通り訳の分からない状況からスタートする。とりあえず、キャラクターが多関節すぎて気持ち悪い。Figmaより多関節。
ゲームの内容としては、単純に"空手"を行うゲームなのであるが、何も説明がなければこの状況が空手の試合なのか、相撲なのか、喧嘩なのかもよくわからない。ちなみに、上記画像中央の主審っぽいキャラは一瞬だけ登場して消えます。

パンチ(正拳突き?)
キック(回し蹴り?)

さて、このゲームが空手を行うゲームとわかったところで、実際の内容としてはひたすらパンチとキックを行いスコアを稼いでいくというものである。ゲームの開始後に2分のカウントが始まるので、時間内で一番スコアを稼いだプレイヤーが勝ちである。まぁ、得点で勝敗が決まるというのは空手といえば空手ではあるが、相手にヒットさせまくることでスコアを稼ぐようなスポーツだっただろうか・・・・・。なお、本ゲームは技ありなどの判定などはない。

場外になりそうでならない

なお、ひたすら攻撃を食らうと、場外になりかけるが、実際にはなぜか中央に戻される。そもそも、プレイヤー側の逃避行動や、コンピュータ側の過剰攻撃などは普通に反則を食らいそうな気もするが、、、、、

ゲームセット

2分のカウントが終了するとゲームが終了し、優勝者が勝利のポーズを行う。敗者はうなだれる。以上。

帯の色が・・・?

そして、ゲームが終了すると再び試合が最初からスタートする。勝者の帯(?)の色が変わるが、空手ってそういうスポーツでしたっけ。。。?

2.総評

☆☆☆☆☆
正直、このゲームは完成品のゲームとして認めることはかなり難しいと言わざるを得ない。ゲーム専門学校の課題でも、もう少しマシなゲームが提出されると思われるし、ゲーム機の操作デモでもマシなのがありそうだ。なお、アメリカ本国でも最低のATARIゲーとして紹介されている。

上記で挙げられているタイトルには一部異論をがあるゲームも存在するが、このKarateについては200%同意する。
さて、このゲームのULTRAVISION版は激レアゲーと紹介したものの、何となくクソゲーすぎて売れなかったのが原因ではなかったかと思われる(文献等は確認していないので鵜吞みにしないでね)。こんなものをフルプライスで購入してしまったら、即クレームを入れるレベルである。といったところで、何となく"Video game crash of 1983"の原因の一端を垣間見た気分を味わえるゲームなのであった。。。。
以下プレイ動画


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