Atari2600:Fire Fighter
ゲームタイトル:Fire Fighter
販売:IMAGIC
種別:サイドビューアクション
発売年:1982年
カートリッジID:IA-3400
1.ゲーム概要
本タイトルは1982年にIMAGICよりリリースされた、消防士を題材としたAtari2600オリジナルゲームである。何となくPICOなどで販売されそうな雰囲気だが、当時のゲームとしてはありがちな題材である。
ゲームを起動すると、ビル(倉庫?)で火災が起きており、ビルの最上階で助けを求める被災者の姿と、救出に来た消防士の姿が映し出されるところから始まる。
ゲームをスタートするとなぜか、被災者は低層階に避難している状況となっている。また、タイムカウントも行われる。一方ビル内の各フロアは炎上しているため、プレイヤーである消防士は屋外から消火活動を行う。
火災が発生しているフロアの下に消防士を配置したら、ジョイスティックのボタンを押す。すると水が噴射されるので消えるまで火に当て続ける。水の高さは、ジョイスティックの上下で調整可能。
すべての消化が終わると、ビル内の人間の救出フェーズに入る。消防車に梯子が用意されているので、ジョイスティックの操作で梯子の傾斜角を調整し、被災者がいる階層に合わせる。
梯子の角度を調整した後は、被災者のいる階層へ梯子を伸ばす。
梯子を伸ばしただけでは被災者は救出できないので、消防士を操作し、梯子に飛び移らせる。その状態で消防士をビルに向かわせる。
消防士をビルに張り付かせると、被災者は消防士の方へ向かうので、そのままだ脱出すればゲームクリア。タイムカウントが停止する。基本的なゲームの流れは以上の通りで、短時間で被災者を救出することが目的となっている。
ゲームモードは9つあり、それぞれビルの階層が異なる。それ以外のゲーム性は全モード共通である。
2.総評
★★☆☆☆
正直なところ、グラフィックはそこまで悪くはないが、ゲーム内容が非常に単調すぎるという難点が際立っている。ゲームモードはいくつか分かれているが、結局はすべて行うことは一緒であり、アクションやシューティングのように不意に自機を喪失するなどの緊張感もないので余計に飽きやすい。何より、同時期にIMAGICはもう少しマシなゲームをいくつもリリースしているので、なおさらこのゲームの存在意義は謎である。ただ、幼児などにはいいゲームかもしれない。。。。
以下プレイ動画