好きこそものの上手なれ
もともと決めつけてしまう性格で
自分の視野を狭めていると感じている。
自分の向き不向きはやってみないと分からないので
とりあえずやってみる。
やってみて、やっぱり合わないなと
思うことが多かった。
何でこんな風に思うのか考えてみたら
「〇〇すること苦手なんだよね」
「〇〇嫌いなんだよね」
と思いながら行動することが多いことが分かった。
今頃気がついたのだ。
「好きこそものの上手なれ」だと。
自分の好きを極めて職人になる人が
うらやましかった。
その職人のもと修行すれば
私も極められるかもしれないと挑んでいたが
上手くいかない。
理由は明白だった。それに今日気づいた。
我ながら遅い…
昨日、水木しげるの番組を観た。
水木しげるは生まれつき妖怪が大好きだったと。
そして絵も好きで小さい頃から絵描きになることは
決めていたと。
19歳で召集されラバウルの激戦を生き延びた。
戦場でも絵を描いていたと。
オウムが綺麗だったと。豚と睨み合いをしたと。
ぬりかべに出会ったと。
彼のユーモア混じりの語りを聞いて
生きるか死ぬかで地獄であっただろう
戦場のはずが面白く聞けてしまった。
今まで戦争の体験記は辛く苦しい話が多く目を背けていたが、水木しげるの体験談は聞くことができとてもチャーミングな人だと思った。
しかし戦場は苦しかっただろう。
水木しげるが若者に
「どうして好きなことに爆進しないのか。
どうして好きなことをしないのか不思議なんです」
「かなり物事に興味があるとか熱意があるとかじゃないとなかなか常識は突破できないですよ。」
「普通の人じゃないような芯の強さがないとやれんのですわ。好きなことだからね」
というようなことを言っていた。
うむ…
やりたいことがみつからないまま40代になった。
これからは「苦手かも、嫌いかも」から
入るのではなく
「好きかも」から入ろうと思う。
例えそれがまやかしでも。
エレカシ好きな歌ベスト10に入る
パワー・イン・ザ・ワールド
出勤の時、この戦いの歌を聴いて
自分を鼓舞する。