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ガタン・・・ガタゴト・・・ガタッ ん、 …っ 気付いた時には、私は列車の中にいた。 だいぶ長い間寝ていたようで、首が少し痛い。 窓からきらきらと朝日が差し込んでいて眩しい。 あれ、私…さっきまでどこに行ってたんだっけ。 横には大きな鞄。どこか旅行にでも行ってた? ああ、そういえば行きたいところあったなあ。お休みの日にでも行こうかな。 休み…? あ。 列車は、私の家があるいつもの駅に停まった。 学校のこと、忘れてた… 列車のドアが開く。 早朝だからか、降りる人は私