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「こんばんは。『星の館』へようこそ。寒かったでしょう?さあ中へどうぞ。」 出てきた女の人は、全身がきらきらと発光していた。 透明なカーディガンに、チェック柄のワンピースの服装をしている。 優しく穏やかそうな雰囲気の人だ。 びっくりしながらも、その人に付いて行く。その人の雰囲気は、どこか安心感があった。 こちらへ、と言われ階段を上がる。 わくわくする。 「さあ、入って入って」 女の人は微笑みながらすっと部屋の扉を開けた。 すると… わあ…!と声が出る。 部屋の天井
『天井にはきらめく宝石。 月の光を得て、静かに館は動き出す。』 夜。 いつもの風景。 あくびをしながら家に着く。 ポストを開けると一通の封筒。中には謎のメモと地図。 —―何だろう、これ。 お気に入りのかばんに荷物を詰めて家を出た。 もう心は決まってる。 明日の授業は… ずる休み。 地図を片手に汽車に乗り込む。 わくわく。どきどき。 興奮でそわそわ落ち着かない。幼い子どもに戻ったみたいだ。 一体誰が私のポストに地図を…? これからどんなものに出会えるのかな…