大学卒業

卒業式の参加は任意だが、折角の行事であるし大学の終わりを改めて実感したかったので参加をした
武道館でやるというのもそそられる要因だった
九段坂を出たあたりから並ぶ列が本当に疲れさせた
整備の案内をするスタッフは何となく目を合わせたくない感じがあった
卒業式で小説家で女の理事長の挨拶やいろんな挨拶、それを聞く大勢の大学生と私、それを見張るように配置されたスタッフ、決して気持ちの良いものではなかった
人は多いし、校歌も一回も歌ったことがないから校歌について一度その向き合い方や考えるべきだと思う
サプライズでバウンディが歌を歌った
二曲くらい昔聞いたことがあってそのうちの一曲を歌ってくれて楽しかった
歌が上手いとかよく分からないけどあの胸の高鳴る感じは低音が心拍を加速させただけに過ぎないと思った
あんまり盛り上がっていない大学生に「かっこつけんなよ」って吐いたセリフはどこかくさくてかっこよかったけど、知らないものは知らない
彼が僕らのように感じてそう実現したのかは知らないが、母校に呼ばれて何かを起こすと言うことはとても自身の着くすごいことだと思う、かっこよかった
撮影禁止とパンフレットに書いてあるのにこそこそ撮っている前のグッチのピアスをつけた生意気な大学生をみてやっぱり大学生は高校生の延長でそれなのに態度だけは一丁前で中学生みたいで気分が悪いと思った
学位記をいただいて、写真を撮った
関わろうと思えばいくらでも関わら可能性のあった大学生がたくさんいてその事実がちょっと後悔の残る感じがした

大学の4年を通じて得られたものはひどく観念的で悪く言えば自分一人で完結しかねないものだった
それを文章にすれば、もっと簡潔にできるとか、同じところをぐるぐる回って進まないとか言われて実際そうかもしれない
でも卒業式に参加した学生の中では僕は立派な感じがあったし、それでいいのだ
目に見える価値なんてこれからいくらでも頑張ればいいのであって、社会人として割とポジティブな気持ちで挑んでいると思う
娯楽のない田舎の祖父母の家に行って、祖父母や親戚と過ごした中でそれは加速したし、大谷翔平と出身が同じということでモチベーションをもらえたことも大きい

今は何になりたいかがはっきりし出している
卒業おめでとうとは大学生活が終わっただけだ


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