交差点で見かけた風景
交差点で右折のため待機していると
視線の先のガソリンスタンドから、軽自動車がゆっくりと道路に進入するのを見かけた。
『わーーー!危ない!!』
なぜなら、私にとっての対向車が、結構なスピードでその軽自動車に迫っているのが見えていたから。
軽自動車は、交差点を右折するべく、右折車線へと斜めに進入。
そしてそのまま私の左手へと流れ、程なく視線から消えた。
猛スピードの対向車のドライバーは、ぱっと見30代程の女性。
交差点の真ん中で徐行しながら、件の軽自動車を、恨めしそうに見遣っている。
その対向車が交差点を抜けないと右折ができないため、少し待ちぼうけを食らってしまった。
恐らく、軽自動車はガソリンスタンドから道路に出る際、右方確認を怠ったのだろう。
一般道に進入する際は、先行車を左に受け流さないとダメだよ
きっと、ムーディー勝山の歌を知らないんだろう。
事故にならなくて良かったなぁと思いながら、軽自動車への恨みを交差点に擦りつけるかの如く徐行する直進車の、そのドライバーの心中に思いを巡らせた。
何も、そんなにジットリと見つめることはないやろう。
ぶつかりそうになって、驚いたのは分かるけどさ。
軽自動車は、あなたとは進行方向が違うのだから、後ろ姿をどんなに睨んでも、想いは伝わらないよ。
あなたが怨念を交差点に刻み付けている間、若干1名、右折できずに往生しております。
世知辛い世の中に、何もわざわざ、自ら負の感情の連鎖を引き起こすことはないよ。
車の運転って、お互い様の時が多いじゃん。
『私は過去に左右確認を疎かにしたことなど絶対になく、未来もまた、決してそんな愚かな失敗はしない。』などと言い切れる人は、いないんじゃないかな。
ああ、もしかして、昨晩何か嫌なことがあって、今朝は機嫌が芳しくなかったのかな?
心のデータ保存容量と処理能力
最近、PCを買い替えた。
CPUは中の上くらいの性能、メモリは16G、メインの記憶領域はSSDにして、とても快適な作業環境。
ちょっくら負荷のかかるデータ変換処理や、システム挙動チェックを実行しても、平気で動いてくれる。
心や頭も、ハイスペック品に買い替えができればいいが、残念ながら、『いまのところ』それは無理なようだ。
だから、頭も心も『鍛える』しかない。
鍛えて、強くしていくしかない。
そうしないと、ちょっとスケジュールが詰まったくらいで、イライラしてしまったり、癇癪を起こして投げ出したくなってしまう。
だから、届かない恨みの感情を、長時間自分の心に置いておくために、頭や心を使うのは、やめたほうが懸命じゃないかな。
どんなに念を込めて軽自動車のリヤハッチを睨んでも、1ミリたりともあなたのその感情は相手に届かない。
にも関わらず、あなたの心には、負の感情が、降り積もるのだ。
メモリ容量が足りないパソコンは、動作が遅い。
また、高い負荷をかけていると、CPUの処理速度が落ちてしまう。
あのモッサリ感、嫌い。
頭も心も、そして時間だって限られているのだから、自分にとって大切なリソースに、心の時間を割いたほうが、懸命だ。
ガソリンスタンドから突然目の前に飛び出した車には、
『朝だから急いでいたのかな?』
『心の余裕がなかったのかな?』
『大丈夫かな?事故を起こしませんように。』
『袖振り合うも多生の縁だから。』
くらいに思っておけば、自分の心がほっこりする。
え?随分長いnoteですって?
ええ、まあ、
直進車両の奴、早く行けやーーーーーこんにゃろ!
と、一瞬思ってしまった、心の余裕の無い自分への、戒めの手紙なもので
(*´σー`)エヘヘ
2020年1月14日(火)
座右の銘は不撓不屈
座右の銘太郎
さあ、明日も大事な商談だ!
久しぶりの東京出張で、都会の人の多さにゲンナリしています。
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