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小学校教員のなり方について調べてみた

少し気になる私立の小学校があったので、もしそこで働くにはどうすればいいんだろうという疑問から小学校教員になる方法を調べてみました。やはり小学校で教壇に立つ基本的な方法は、まず小学校教員免許を取得する必要があるそうです。そして教員免許を取得しようと考えたときもう一度教育の専門学校や大学に入りなおす必要がるようで金銭的、時間的、物理的にもなかなか踏み出せないでいました。しかし今回発見したのが『小学校教員資格認定試験』という、教育実習も無しに受かれば教員免許が一発で手に入るという試験です。試験を受けるあたって調べたこと、また実際一次試験を受けてきて感じたことの記録を残そうと思います。



小学校教員資格認定試験とは

この試験は18歳以上で高校を卒業している者が受験可能です。
この試験に合格すると小学校教員免許が手に入ります。
この試験は年に一度行われています。
※教員として働くにはこの免許を持っているまたは取得できる見込みのうえで、自治体の教員採用試験などで採用される必要があります。

【日程】
2022年度の出願期限は5月13日。
一次試験は7月31日。
二次試験は11月19・20日。
合格発表は翌年1月20日です。

自分は4月上旬に願書の取り寄せから始めました。集める書類が多いので早く動き始めたほうがいいと思います。
勉強は6月から始めました。この時期は参考にならないかもしれません。自分は働いていなかったので。早く勉強を始めるほどいいと思います。今ではもう少し早く勉強を始めることができていたらと少し後悔もあります。

試験の内容

一次試験二次試験があります。

一次試験の内容

一日で4つの試験が行われます。全て6割が合格ラインです。

1.教員としての教養(マーク式)
教育の原理、教育に関する法律、教育に関わる心理、教育の歴史といった内容から出題されます。70分の試験時間内に20問の四択問題が出題され12問正解で合格です。

自分は本屋さんの教員採用試験の棚にある『教職教養』に関する本で対策を行いました。

自分は教育について全くの素人だったので、出てくる言葉の多くが今まで触れてこなかったものばかりてました。この教職教養の学習に最初に取り掛かり、多くの時間をかけたこと。また、一つ一つの言葉の意味を調べ理解しながら一度最後まで書き写したこと。この方法は教育という分野に慣れるにあたって、いい学習方法だったと思います。

2.小学校で扱う全教科(マーク式)
小学校で扱われる、『国語・社会・算数・理科・生活・音楽・図画工作・家庭・体育・英語』の10教科から6教科を選択します。また『音楽・図画工作・体育』の3科目から2科目を選択するという縛りもあります。

180分の試験時間内に6教科各10問の計60問の四択問題に解答し36問正解で合格です。この試験では1教科でも正解数が4問に満たない場合、合計で36問正解でも不合格となります。

自分は『算数・理科・生活・音楽・家庭・体育』の6教科を選択しました。縛りの科目からは『音楽・体育』を選びました。対策として本屋さんの教員採用試験の棚にある『小学校全科』に関する本で対策を行いました。

3.小学校の教科に関する論述式試験
10教科の中から1教科を選ぶことになります。その教科の具体的な授業場面を想定した指導方法やその教科の内容に対する知識について出題されます。
専用の原稿用紙に回答を行います。
次に説明する4つ目の試験と合わせて120分の試験時間を与えられます。2つの試験を同時に行うことから時間配分が重要になります。

自分は過去の受験生の記事を参考に『生活』を選択しました。これにはすごい後悔していて、試験が終わってから『算数』を選択すればよかったと思いました。教科により出題内容が様々なので、過去問を見てどの教科を受験するかきちんと検討すればよかったと思っています。

『生活』に関してですが、対策は教科書と学習指導要領(解説)により行えるのではないかと思います。

一次試験ではこの試験が一番難しかった印象があります。1と2の自己採点はギリギリ通過していたので、今回はこの試験にやられたような気がします。

4.教職全体に関する論述式試験
具体的な過去の問題をあげると、
例1)学び続ける教師とはどのようなものか。その背景も踏まえあなたは教師としてどのように考えますか?300~400字以内で答えよ。
例2)「道徳教育は特別の教科である道徳を要として学校教育全体を通じて行うものである」とあるが、具体的にどのように求められているとあなたは考えますか?300~400字以内で答えよ。
多分こんな感じだったと思います。

対策は『Hyper実践シリーズ 教員採用試験 合格する論作文』という本で行いました。この本は過去の受験者の方が勧めていた本だったので購入しましたが、当たりだったと思います。この本での学習が最適だと感じました。

二次試験の内容について

試験案内の内容をそのまま書くと、
指導案作成、模擬授業、グループ討議または口頭試問(個別面談)、および課題論文作成等 となっています。

これについては現時点で受験しておらず、何とも言えません。一次試験が通っていた場合は対策をしようと考えます。

一次試験の3つ目の試験が受かるように祈って一次試験の合否を待とうと思います。

追記)
あと役に立った学習法は、YouTubeで教員採用試験対策等の動画を見たり聞いたりすることでした。

追記)
一次試験の論述試験にて不合格になりました。



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