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デカちゃん、NICUに入る|双子出産② #003

我が家の双子は二卵性で胎盤も異にしていたので、基本的にお互いの生育に影響を与えません。
姉のデカちゃんは、弟のチビちゃんにほぼ2週分の差を維持して順調に大きくなっていました。私たち夫婦の不安の先は専らチビちゃんに対してだったのですが、生後大変だったのはまさかのデカちゃんの方でした。

いきなりNICUに

デカちゃんは生後すぐ、呼吸がし辛い状態が長く続いていたそうです。しばらくは苦しそうだったようですが、一応自力で呼吸はできている状態でした。
「大丈夫だとは思いますが、一応NICUで預かって様子を見ることにします」
との説明を受け、デカちゃんはそのままNICUへ入ることになりました。
NICUとは、かの「ICU=集中治療室」の新生児(Neonatal)版です。
NICUの単語を聞いて驚きはしましたが、様子見のニュアンスが十分伝わったのでそこまで不安にはなりませんでした。
むしろ双子が生まれるまでほとんどチビちゃんの心配しかしていなかったので、私はデカちゃんが入院と聞いて「お前か〜い」って脳内で突っ込んでました笑
と言うわけで、しばらくは妻+チビちゃんが同室、デカちゃんが一人で、別々の入院となりました。

何もなく退院

診断としては「新生児一過性多呼吸」とのことでした。一過性の名の通り時間が経てば肺の水が抜けて治るもので、本当に万が一の事態に備えての経過観察をしてくれました。その安心感は有り難かったです。
結果的に呼吸の補助は一度もされること無く、本当に様子見をしていただけで入院期間は終了となりました。生後すぐに離れ離れになった双子は、1週間後に晴れて二人揃って初めての自宅への帰路に着きました。

「転院」扱い

妻は双子対応が可能な地域の大病院で出産をしました。そこには子供病院も別棟で繋がっていて、NICUはその中にあります。2階などにも連絡通路があったりして感覚的には子供病院も大病院の一部だと思っていたのですが、実際は全くの別主体でした。
そのため新たにデカちゃんの入院手続きをしなければならず、子供病院側の説明を一から聞き、当然最終的には退院手続きや支払いも別々になりました。全ての手続きが綺麗に2倍になり、結構手間はかかって大変でした。

その後

子供病院とNICUの中のことはいずれ改めて書こうと思います。
デカちゃんはとりあえず無事に退院しましたが、子供病院との縁は何度か続くことになります。
その話は次の機会に。

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