クラリネットパートより「あと10日!」
こんにちは。北大オケクラリネットパートです。
本番まであと10日となりました!
本日はクラリネットパートについてみなさんにご紹介させていただくので是非最後まで読んでみてください。
クラリネットってどんな楽器?
クラリネットという楽器は実は非常に種類が多く、8種類に分かれています。その中でもオーケストラにおいて最も使われるのが上の写真にあるA管クラリネットとB♭管クラリネットです。一見しただけでは違いが分かりませんが、奏者の吹奏感や音色もかなり異なります。ちなみに吹奏楽ではB♭管クラリネットしか使わないため、大学からオーケストラに触れた人はA管を吹きこなすのに中々苦労します。
またクラリネットは音域が広く、非常に暖かい音を奏でるのでオーケストラの楽曲の様々な場面で重宝され、チャイコフスキーやブラームスといった名作曲家の交響曲で特に活躍します。(チャイコフスキーの「交響曲第5番」は特におすすめ!)
ただその暖かい音色のせいか、すぐに周りの楽器に音が溶け込んでしまい、全員で演奏する場面では全く音が聞こえないなんてこともしばしば(泣)
「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲
1曲目に演奏する「マイスタージンガー」は100周年記念演奏会の最初を飾るのにふさわしい華やかな曲です。序盤に1stクラリネットのソロがあり、中盤では雰囲気が一変した軽やかなメロディーもあるのでご注目ください!
「祝いのために」
2曲目の「祝いのために」は北大交響楽団終身名誉指揮者である川越守先生が北大オケの75周年を記念して作曲した楽曲です。中盤に訪れる忙しない変拍子や、テンポが落ち着いた際に木管同士が様々なメロディーを織り交ぜていく部分をお楽しみください!
「交響曲第9番」
最後に演奏する「交響曲第9番」は知名度・難易度共にオーケストラの楽曲において頂点に君臨する曲です。1〜4楽章の全てに語り尽くせないほどの魅力が詰まっている素晴らしい曲ですが、クラリネットが特に活躍するのは3楽章です。
第九の3楽章はベートーヴェンが作曲した中で最も美しい曲とされており、弦楽器と木管楽器が奏でる響きは「神への祈り」のような雰囲気を醸し出します。クラリネットをはじめとする木管楽器が奏でる美しいメロディーに是非ご注目ください!
クラリネットパートはこんなパートです!
最後にクラリネットパートについてです。1年目4人、2年目5人、3年目2人、4年目2人の計11人で活動していますが、写真を見て分かる通り圧倒的女子率です。この文章を書いているパートトップ(3年生・男・2枚目の写真の真ん中)はさぞかし肩身が狭い…なんてことは全く無く、とても優しくて練習熱心な自慢の後輩達です。
パートの雰囲気は女子が多いため比較的大人しく温厚ですが、とはいえ全員が音楽を志している身、多少頭のネジが外れている人もちらほらいます。どのように頭のネジが外れているか書くとパート員に怒られそうなのでここでは書きません。個人的には少し変わっている人の方が一緒にいて楽しいのでとても居心地が良いです笑
最後になりますが今回の北大交響楽団100周年記念演奏会は、世界的な名指揮者である秋山和慶先生をお迎えして第九という大曲を演奏する、当団において未だかつてない規模の演奏会です。ご来場くださる皆様と「歓喜の歌」を通じて最高の瞬間を共有できたらそれに勝る幸せはありません。
ご来場を心よりお待ちしています!
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