クラリネットパートより「あと8日」
こんにちは。クラリネットパートです。
定期演奏会まであと8日となりました。
クラリネットという楽器を皆さんはご存じでしょうか。
童謡「クラリネットをこわしちゃった」といえば、
どこかで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
大変有名なこの童謡ですが、実はフランス民謡を日本語に訳したものなんです。
曲の後半には、「オ パキャマラド」という歌詞が出てきますが、
フランス語で「リズムに合わせて、一歩一歩進もう」という意味なんだとか。
さて、話を戻しますが、
クラリネットの歴史は1700年ごろにフランスの古楽器であるシャリュモーから始まります。
多様な改良・開発を施され今のような形になり、現在も改良が続けられています。
そんな進化し続ける楽器、クラリネットですが、今回の演奏会では各曲でそれぞれ違った良さを出しています。
ということで、各曲の見どころならぬ聴きどころをクラリネットに絞って紹介していきます。
ドヴォルザーク / 序曲「謝肉祭」
この曲でのクラリネット的聴きどころは音色の幅にあります。1曲の中でころころと場面が変わり、その雰囲気に沿って音色も変わっていきます。明るく華やかな場面だけでなく、静かで緊張感のある場面にも注目してお聞きください。
川越守 / 管弦楽のための舞曲第5番「豊平川鮭遡上に寄せて」
この曲では、クラリネットの可能性を体感することができます。ゆったりとした中からの緊張感のあるソロや、金管楽器のように快活に演奏するメロディなどクラリネットの表現の幅を聴いて頂ければと思います。
ブラームス / ハイドンの主題による変奏曲
今回の演奏会で最もクラリネットらしさを感じられるのがこの曲だと思います。優しく包み込むような音色の美しさは、まさにクラリネットの本領発揮といったところではないしょうか。木管楽器によるアンサンブルだけでなく、クラリネット2本でのハーモニーにもご注目ください。
ブルックナー / 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
1時間以上あるこの大曲でクラリネットとして1つ聴きどころを上げるとするならば、やはり各所に散りばめられたソロになると思います。華やかで重厚な音楽が終わり、静かになったところに響くクラリネットの落ち着きある音色はその滑らかなメロディとともに音楽をゆったりと進めていきます。クラリネットの音色だからできるその美しさ、どうぞご堪能下さい。
以上、クラリネットの聴きどころ紹介でした。
今回の演奏会に向けて、パート員全員で全力で取り組んできました。
最初に童謡の話をしましたが、一歩一歩進んできたこの道のりを信じて、最後まで精いっぱい頑張ります。
6月29日土曜日、カナモトホールにて17時開演です。ぜひお越しください!
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チケットぴあ(Pコード:270-128)