蓮 文句

小説リンク  絶望の波跡:https://kakuyomu.jp/works/16818023212582957437 ;  慎吾と麗名の旅奏曲:https://pdfhost.io/v/5oScxy092_

蓮 文句

小説リンク  絶望の波跡:https://kakuyomu.jp/works/16818023212582957437 ;  慎吾と麗名の旅奏曲:https://pdfhost.io/v/5oScxy092_

最近の記事

教育について(3/3): 本来あるべき姿?

これまで二回に分けてアメリカの教育の問題点を見てきました。当人の一番強く感じたのは、大学レベルでの異常な高学費、小中高校レベルでの飼いならし教育の二点です。そして、これらには、おそらく不公平・不平等な援助の配分や不動産事情も含めた消費者搾取という問題も深く絡んでいるようです。 確かにアメリカの問題点は顕著だと思いますが、他の国ではどうでしょうか? 日本では、昔から詰め込みやテスト重視が問題視されていると思いますが、逆に大学では放し飼いという面もあるかと。そして、基本的には世

    • 教育について(2/3): アメリカの小中高校教育

      まず、当人のアメリカ在住の知人の話に基づいて、極簡単に背景を書きます。アメリカの公立小中高校は概ね市町村ごとに制定されている学区ごとに教育委員会が運営しているそうです。小中高の区切れは学区によって違うようですが、知人の学区では幼稚園にあたる一年間から始まり、その後は、5−3−4年制だったそうです。 そして、知人の印象は、子供が小中高校を通して自主性を重んじるような教育は受けなかったというものでした。子供はああしろ・こうしろと、ありとあらゆる指導あるいいは命令を下され、それに

      • 教育について(1/3): アメリカの大学進学費用

        当人の知人でアメリカ在住の人は子供の大学進学で散々な目に遭ったそうです。彼の子供は住んでいる州の州立大学で学生寮に入ったのですが、一年間の学費+生活費が約$40,000、簡単のため$1〜150円で計算すると、なんと600万円ほどだったと言うのです。一年間でですよ、それも公立大学で! 尚、これ以降、諸費用は極大ざっぱに円換算してありますのでご了承下さい。 この話がきっかけで当人も教育のことを考える気になったので、三回に分けて書き綴ってみます。 プリンストン、MIT、ハーバー

        • 日本語と韓国語と......ハイチ語

          日本語の起源は昔から盛んに議論されている話題の一つです。そして最近は、モンゴル語、ツングース語、韓国語等と共にトランスユーラシア語族(アルタイ語族の新しい分類)を形成すると言う見方が優勢のように思います。ただ、当人の一番の疑問は、日本語と韓国語は文法がかなり似ているのに、どうして基本語彙と発音がこんなにも違うのかという点です。 それで、少しだけ調べてみたのですが、一つ面白い考え方に出会いました。日本語とハイチ語(より厳密にはハイチ・クレオール語)の生い立ち(近縁関係ではなく

          楢山節後

          皆様の中には深沢七郎の民話に基づいた短編小説、映画にもなった『楢山節考』をご存じの方もいるかと思います。山奥の貧しい部落の慣習に従い、年老いた母を背負って山奥へ捨てに行くという姥捨山の話しです。この物語は老婆おりんが雪降る夜に山に捨てられるところで終わるのですが、この結末に満足しない人は少なからずいるようです。続編とも言える、とある映画では、捨てられた老婆たちが生き延びていて、みなの衆に復習をするといった想定さえあります。 当人はといえば、ある登山家から妙なことを聞いたので

          論文の書き方(その2):文章の展開

          はじめに先の『論文の書き方(その1):論点の展開』の中で続編を書くことを宣言したのですが、当人の興味の散乱で当初の意気込みはどこやら。しかしながら、その約束を全うすべく、一応概略だけでも記します。尚、この文書は前回の『論点の展開』の要点を踏襲しておりませんので、少しだらだらとなりますが、少しでも何かのお役に立てば幸いです。 では、ここで言いたいことの要点は以下の通りです。 (*) 文にしろ、段落にしろ、その構成要素は、情報が伝わり易い構造にする さて、「情報が伝わり易い

          論文の書き方(その2):文章の展開

          84階からの絶景

          当人は普通、夢の内容を覚えていられないのですが、昨夜は丁度クライマックスで目が覚めたためかこの話は今でも覚えています。ひょっとしたら、その時泣いていたからかもしれません。主人公は確か浜さんという名前だったと思います。彼は仕事の関係で高層ビルにオフィスを持つ会社に届け物をする最中でした。 浜さんは、仕事で市内の各所に出向くのですが、このビルは初めてでした。それで、84階のそのオフィスに行くにはどうしたものかと思っていました。エレベーターは何十とあり、行先階ごとに異なるエリアか

          84階からの絶景

          アン・サリバンとヘレン・ケラー

          あのヘレン・ケラーは余りにも有名ですが、彼女の家庭教師、アン・サリバンはとなると知る人ぞ知る、という感じでしょうか。しかしながら、ヘレン・ケラーがあれだけの名声を博する事が出来た最大の要因がアン・サリバンの存在だったということは疑い無いようです。 ここでアン・サリバンについて詳しく書くことは出来ませんが、何年か前にNielsen著(2009年)の『Beyond the miracle worker』という本を読んで今でも一番印象に残っている事に触れてみたいと思います。それは

          アン・サリバンとヘレン・ケラー

          西洋思想と東洋思想の接点はインドにあり

          これもまた、当人の全く勝手な見解です。十分な文献の調査も、学術的な検証もされていませんので悪しからず。ことの始まりはDaniel Golemanの本『The Meditative Mind: The Varieties of Meditative Experience』にあります。Golemanはこの本の中で、瞑想には大きく分けて2種類あると人から教わったと書いています。『1』の瞑想と『0』の瞑想があるというのです。 さて、当人の解釈ですが、『1』の瞑想では、瞑想者は「神」

          西洋思想と東洋思想の接点はインドにあり

          論文の書き方(その1):論点の展開

          要旨:一般に論文の書き方というのは二の次にされる傾向があり、どうしたらよいかと気になっている方も多いのではないでしょうか。この文書は、論文を書く際に最も重要と思われる論点の中核にある「問題点」の取り扱いを解説します。この点を的確に理解し利用することにより、より読みやすく説得力のある論文が書けるようになるはずです。 序章どうやってこの文書に辿り着いたにしても、読者の皆さまは論文の書き方に興味があるに違いありません。当人は何年も前のことですが論文の書き方がよくわからず苦労してい

          論文の書き方(その1):論点の展開