【創作小説 】第6話 「全てを捨てる覚悟があるか?」
【登場人物】
藤崎磊道
・藤崎摩周と藤崎藍峰の父。
(今回の話は摩周、藍峰、二人の兄弟に
父である磊道が結婚について話す。)
【本編 始まり】
磊道
「結婚のことで俺が言いたいのは、」
「お前らは
結婚のために全てを捨てる覚悟があるか
ということだ。」
「漫画本、ゲームソフト、勉強の本、音楽のCDやレコード、バイク、車、プラモデル、イラストサイトの作品やブログに書いていた記事・・・。」
「そういう自分のヘリテージや経歴を全て捨てる覚悟があるかということなんだよ。」
「世の中のやつらは簡単に結婚がどうとか言うが、そういうことは誰も話さねえ。」
「華やかな結婚の裏でそういう捨てられたものがいっぱいあんだよ。」
「だから、俺はテレビで軽々しく結婚の話をしているやつらが嫌いだ。」
「憎い、憎たらしい、忌々しい。やつら、そういうことには日光の猿なんだよ。」
「そういう覚悟がなきゃ、結婚なんか絶対やるな。」