20年間の天気の変化 2

【はじめに】

2024年9月21日の「20年間の天気の変化」の続編になります。
エクセルファイルが膨大な量のために細微あるいは膨大な誤びゅうが存在する可能性があります。
折れ線などのグラフは編集ソフトの仕様で表示が出来ませんでした。
比熱、熱伝導率、粘度の説明なので高校以上の学識が必要になる可能性があります。

【本文】

比熱の計算

比熱の単位 kJ/kg*K

全天日射量(MJ1000/m^2=kJ/m^2)/気圧(hPa10.197=kg/m^2)/気温(℃+273.15=K)

(kJ/m^2)(m^2/kg)/(K)=(kJ/kg*K)

粘度の計算

粘度の単位 m^2/s

気圧(kg/m^2)/空気密度(kg/m^3)*風速(m/s)

(kg/m^2)(m^3/kg)(m/s)=(m)*(m/s)=(m^2/s)

※空気密度は1.293(kg/m^3)と仮定

熱伝導率の計算

熱伝導率の計算 kJ/smK=W/mK,kJ/s=kW1000=W

全天日射量(kJ/m^2)*風速(m/s)/気温(K)

(kJ/m^2)(m/s*K)=(kJ/m*sK)=(kJ/s*m*K)=((kJ/s*1000)/(m*K)
=(W/m*K)

2004-2024

【推察】

「何だか時間が速く進むようになった気がする」という感覚は、

・2000年以降の自動車排ガス規制で自動車の排ガスの排気温度が低減されるようになり、暖かい空気が空中に行かなくなって温度を上げるための「栄養」が少なくなった

・2011年以降からプロ野球などのスポーツの試合でナイターの回数や時間が制限されて、ナイターに使うための電力を作るための発電所で発生した熱の量が低減して、同じく栄養が少なくなった

・2009年頃の航空機などの燃油サーチャージの影響で航空機が飛ぶ回数が減り、航空機から発生する高温の排気が低減して同上

・2011年以降、原子力発電所の稼働を減らし2015年以降火力発電所の稼働を減らしたことによって大気に送る高温の排気や発電所に送る冷却水が低減されて同上

・いわゆるオホーツクや揚子江からやってくる気団の中身と部屋としての日本列島の中身の差異で比熱や熱伝導率が増幅

ということから、

・場所としての空気の栄養が希薄になり、気団のような大きい空気の移動が多くなり、場所の空気と移動の空気の温度などの差異が大きくなり、移動の空気の「振り」が速くなった

ということではないのかな、と思います。他には

・観測地点の変更で同じ名称であっても、地点同士の標高や海抜の差異によって空気の移動する量に違いが出た

のもあると思います。

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