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【広報初心者さん必見】未経験広報担当がメディア掲載されるまでにやったこと

はじめに

こんにちは!HushTug広報担当の曲師(Twitter:@mage_kiichi)です。
この記事には、広報未経験者だった私が一人で広報を立ち上げ、メディア露出するまでにやってきたことをまとめました。

今年の7月から本格的に広報を始め、

取材件数:6件
メディア掲載:3件
 -日本ネット経済新聞2件(11/25掲載 ,12/5掲載)


 -U-29(モンゴル代表川田のインタビュー記事YouTube版


セミナー開催:1件

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セミナー開催予定:1件

など、少しずつメディアに露出するようになってきました。(最近取材をしていただけるようになったため、取材に対して掲載件数が少なくなっています。)

取材していただけるようになった経緯や、私が広報立ち上げ当初に参考にしていた記事なども一緒にご紹介します。

この記事を読んでいただき、広報初心者さんとメディアの方が繋がったら嬉しいです!

この記事の対象者

広報と一言でいっても色々な種類があり、また会社の規模によっても全然変わってくると思うのであらかじめこの記事の対象者についてお伝えします。

[対象者]
・未経験で広報を任され、右も左もわからない方
・一人広報で教えてくれる先輩がいない方
・メディアとの関係が無く、これからメディアと関係構築を目指す方
完全に0→1で広報を始める人が対象です。

[会社の規模感]
・ベンチャー、スタートアップ
・中小企業
規模感的には小さめの会社にお勤めの方を対象にしています。

[広報の分野]
・社外広報を担当している方
広報は大きく分けると社内広報と社外広報に分けられると思います。
私は主にメディア露出を増やすことを目指す社外広報をしているので、今回は「未経験で広報を始めたんだけど、なにをしたら良いの?」「記者さんとどうやったら繋がれるの?」など社外広報を任されている方向けにお話します。

広報ってなに?

まず、広報の役割をざっくり言うと、社内外へ情報発信をすることで自社をブランディングし、①認知拡大→②サービスの利用→③ファン化させることです。

”①認知拡大”を達成する手段として、広報担当は各メディアで自社のサービスや商品を取り上げていただくのが一つの役割だと思います。
説明がかなりざっくりしているのですが、広報には幅広い意味があるのでどうしても抽象度が高くなってしまいます。

「広報についてもっと詳しく知りたいよ!」という方は、PR TIMES MAGAZINEのこちらの記事がオススメです。

【現役広報が教える】広報とは?広報の4つの役割・仕事内容・PRとの違い

広報の目的や役割、具体的な仕事内容がわかりやすく書かれています。

他にもPR TIMES MAGAZINEでは、ベテランの広報さんが広報に関する実践的な内容の記事が盛り沢山あるので、広報初心者さんはブクマ必須です。

私が「広報?何それ美味しいの?」と右も左もわからない時、広報の仕事内容についてたくさん調べていたのですが、PR TIMES MAGAZINEが圧倒的にわかりやすかったです。

一人広報初心者さんが記者さんと繋がるためにやるべきこと

一人広報さんがまずやるべきことを順序立てて説明します。

1. KGI/KPIを決めよう
2. SNSを始めよう
 
- 目的は人脈を広げること
 - SNSを始めるメリット
3. 他社広報さんと繋がろう
 
- 他社広報さんと繋がるメリット
 - オススメ広報交流会を紹介 
4. 記者さんと繋がろう

1. KGI/KPIを決めよう

まず初めにどんな仕事をするにしても必要な指標となるKGI/KPIを設定していきましょう。
その指標に基づいて、どんどん改善していければ必ず良い結果に結びつきます。
ちなみに私はKGIを販売数、KPIをメディア掲載件数で設定していました。
他にもいくつか設定していますが、最初は一つずつで良いのはないかと思います。

ちなみにですが、私は広報のKGI/KPIについてこちらの記事を参考にして設定しました。(またまたPR TIMES MAGAZINE。)

【現役広報が教える】広報における目標設定とKPIの立て方3つのポイント

KGI/KPIの例が複数掲載されているので、悩んでいる方はぜひ読んでみてください!

2. SNSを始めよう

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目標が決まったら、SNSを始めることをオススメします。
ちなみに、私はKPIをメディア掲載にしているので、その前提でお話します。

- 目的は人脈を広げること

SNSを始める一番の目的は、人脈を広げることだと私は思います。
これは、ただ単に多くのフォロワーと繋がるという意味ではなく、深い関係を築くことを意識して人脈を広げることが重要です。(もちろん多いに越したことはありません。)

この人脈の中には広報さん、記者さん、メディア関係者など色々な意味が含まれています。
例えば広報さんでいうと、相談できる人や環境をつくることを意識してみるといいかもしれません。
特に、一人広報さんは自分だけで悩むことを少なくして、先輩の他社広報さんに相談したりできる環境づくりをすることで、どんどん前に進むことができると思います。

- SNSを始めるメリット

順序3、4に紐付いているのですが、SNSを始めることで
 ・他社広報さんと繋がれる
 ・記者さんと繋がれる可能性がある

といったメリットがあります。

私自身、ほとんどの記者の方とはSNS経由で繋がることができたので、比較的再現性はあるといえます。
それではそれぞれのパートでご説明します!

3. 他社広報さんと繋がろう

SNSを始めたら、まずは他社広報さんと繋がってみましょう。
ただ、「広報さんと繋がる意味あるの?」と思った方もいるかもしれません。
なので先に他社広報さんと繋がるメリットをご紹介します。

他社広報さんと繋がるメリット
 ・困った時に相談できる
 ・記者さんを紹介してもらえる可能性がある

”困ったときに相談できる”

先ほど目的のところでお話したとおり、SNSを通じて他社の広報さんと繋がることで、いつでも相談できる環境ができます。
一人広報をやっていると、何かに迷っていたり悩んでいても会社に相談できる人がいない…って状況に遭遇しますよね。
その状況だと精神的にも不安ですし、なにより成長スピードが変わってきます。

Twitterを例にすると、
 ・定期的な広報交流会や勉強会に参加する
 ・自社と近いサービスを提供している広報さんとお話する

などをすることで

壁にぶつかる → 誰かに悩みを聞いてもらう→ 助言をいただく → 実践してみる → 新たな壁にぶつかる →誰かに悩みを聞いてもらう…

のエンドレス環境をつくることができます。

「えっめっちゃ相手に迷惑じゃない?」と思う方もいらっしゃると思うのですが、自分がどんどん成長して、お世話になった方々に記者さんをお繋ぎすることが最大の恩返しだと信じています。(そのためにも、早く成長せねばですね!!自戒!!)

 〜 オススメ広報交流会を紹介 〜

「どこの交流会に参加したらいいかわからない。。」と言った方もいると思うので、私がいつも大変お世話になっている交流会や勉強会を開催している方を一部ご紹介します。

たかなしさん(Twitter: @anna_mof_pr)

楯の川酒造 広報のたかなしさん企画の広報雑談会。月3回ほど開催しています。テーマは決めず、参加者の広報さん同士が広報のあれこれについてお話します。(私はここで沢山の方にご相談に乗っていただきました。)
#広報雑談

たばてぃーさん(Twitter: @tabaaaan_gohako)

株式会社五箱 広報部のたばてぃーさん企画の広報勉強会(交流会)。月1回ペースで開催しています。広報に関するテーマを決めて、ベテラン広報さんが登壇し進行、リスナーは気になったことを質問することができます。
#新人広報さん勉強会

広報の集い(note:https://note.com/pr_gathering/)

みどりーぬさん@xxemaognirxx)と木村さん(@ayanopr)が運営する広報の集いでは、月に一回メディア関係者などを招いた勉強会と広報担当者同士の交流会を交互に実施しています。

他にも交流会やコミュニティはたくさんあるのですが、今回紹介した方々には特にお世話になっているのでご紹介させていただきました。

ただ、このような交流会に今まで参加したことない人にとってはハードルが高いと思います。でも安心してください!!どこの交流会もコミュニティもみんな仏のように優しいです。初歩的なことを聞いても怒る人などどこにもいません。なので、勇気を持って参加してみてください!

ちなみに、紹介した交流会は非常に人気があり、すぐに参加枠が埋まります。なので、まだフォローしていない方はぜひこの機会にフォローして、通知オンにしておきましょう!(私はしてます。笑)

“記者さんを紹介してもらえる可能性がある”

他社広報さんとの繋がりが増えると、他社との共同企画をして記者さんに興味を持ってもらったり、他社広報さんから記者さんを直接繋いでいただくことがあります。

このように、記者さんを紹介していただいた場合、圧倒的に取材に繋がるケースが多いです。

ちなみに、私が広報始めたてホヤホヤで記者さんと関係が何もなかったとき、自社と関係のありそうなWebメディアにメールや電話をしていたましたが、ホントに何も反応がありませんでした。

ネームバリューもないですし、ニュース性や大きな企画などもなかったというのもありますが、今考えてみるとやはり記者さんとの関係構築ができていないのに、直接アタックしても厳しかったのではないかと思います。

逆の立場になったらわかると思うのですが、自分が記者だとしていきなり知らない人から「取材して!」と言われても、どんな会社なのかな?信用できるかな?と不安になりますよね。

これらの不安を解消できるのが第三者による紹介だと思います。

「知り合いから紹介してもらった人ならまず聞いてみるか」となることが多い印象です。

ただ、「なんで他社の人がそこまでしてくれるんだ?」と疑問に思いませんか?

私もベテラン広報さんに記者の方を繋いでいただいた経験があるのですが、なんで記者の方を繋いでくれるのかと聞いてみたところ、その方は「記者の方も常に情報を欲しがっているから」とおっしゃっていました。

確かに自分が記者だったら、欲しい情報を欲しい時にくれる(他社広報さんを繋いでくれる)広報さんがいたらすごく嬉しいですよね。

これを聞いたとき「これが真の広報や!!!」と感銘を受けました…。

===
ちなみに、教えていただいたベテラン広報さんは、

 ・安彦さん(Twitter:@m_abiko_sjpr

シニアジョブ広報の安彦さんは、人と人をつなげるプロフェッショナルです。
私もたくさんの記者さんを繋いでいただき、取材していただきました。
まだフォローしていない方はフォローしましょう!

それと、つい最近安彦さんと一緒に広報初心者向けのコミュニティを開設しました。初心者でなくても広報担当者が「それが知りたかった!」と思っていただけるような少し違った角度の勉強会を開催予定です。

気になる方は詳細を見ていただけたら嬉しいです!

===

記者さんにとって、自社の情報というのはほんの一部に過ぎません。そこで、さまざまなジャンルの他社広報さんと仲良くなり、記者さんと他社広報さんをお繋ぎすることができれば、

他社広報さん → 取材していただける
記者さん → 欲しい情報が欲しいに入る
自分 → 記者さんから頼られる存在になる

と、win-win-winな関係をつくることができます。

広報の仕事は、他社と協力しあってできるのも魅力的ですね!
私なんかはまだまだ記者さんから頼られる存在には程遠いですが、いざそういった提案が必要になった時のために、今から備えておくことはいいと思います。

4. 記者さんと繋がろう

先ほどは、他社広報さんからの紹介で記者さんと繋がるお話をしました。
こちらでは、SNSを利用して記者さんに直接やりとりする方法についてご紹介します。

Twitterのダイレクトメッセージ(DM)やFaceBookのメッセンジャーでは個人で直接連絡することができるので、これらを活用して気になる記者さんと関係を築いていくことができます。

〜 メールの文章をご紹介 〜

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ここで、私が普段メディア送っている文章を一部内容を変えてご紹介しながら説明します。

メールの本文はコチラ ⇒ https://docs.google.com/document/

このメールではこのようなことを意識しました。

 ・一読者としての感想
 ・自社とメディアの共通点
 ・自社ができること
 ・興味を持ってもらえたときのための参考資料

”一読者としての感想”

この中でも一番大切にしているのは、一読者としての感想です。
メディアにアプローチする時、いきなり自社のことを詳しく話しても「また営業メールか…」と拒絶されて終わってしまう可能性が高いです。

この原因は、大量に来る営業メールの中で「この人はメディアの方針を理解しているのか?」と一発で分からず、不安になるからだと思います。

ですが、冒頭に感想を伝えることで、それらの不安を払拭することができます。

それだけでなく、記者さんにとっても自分が書いた記事の感想を直接言ってもらえるのは結構嬉しいと思います。(自分が逆の立場だったらとっても嬉しい!)

感想をしっかり伝えるようになってから、返信率はぐんと上がったので、返信が来なくて悩んでいる方は一度試してみてください。

“自社とメディアの共通点”

わざわざ共通点がないメディアにアタックする人はいないと思うのですが、しっかり共通点を伝え、「メディアの方針にあったお話ができますよ」と理解していただくために記載しています。

”自社ができること”

メディアが掲載している記事を読んだうえで、自分なりに「こんな内容が欲しいかな?」と考えながら自社と絡めて提案するようにしましょう。

“興味を持ってもらえたときのための参考資料”

添付資料は人によってどこに添付するかまちまちですよね…
私はそこまで伝えたい重要度が高くないので添付資料を一番下に添付しています。
あと、添付資料は合計3つ用意しているのですが、最初に送るメールでは1つしか送っていません。

理由は、最初のメールで3つも添付しても情報量が多くて伝える内容がブレるからです。
なので、残りの資料は返信をいただいたら送るようにしています。

ポイント

最初のメールだけで取材を求めず「記者の方とコミュニケーションをとる」ということに全集中するようにした方が、結果的に取材に繋がるかもです!

まとめ

ベンチャーの社外広報が0→1を達成するために大切なことは、人との繋がりを大切にすることだと私は思います。そして、どんな人にも

相手に興味を持ってもらいたかったら、まず自分が興味を持つ!
そして、興味持っていることを相手に伝える!

と言うことを意識して行動すれば、記者さんと繋がる可能性は高くなると思いますし、他社広報さんから記者さんを紹介していただけるようになるはずです!

私はこのように意識を変えてから少しずつ記者の方と知り合い、取材していただけるようになったので、広報始めたてホヤホヤの方やこれから広報担当になる方に少しでも参考になったら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

HushTug 曲師

 





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