【LPO編】マイクロABテストの事例を紹介します!
こんにちは!
HushTug広報担当の曲師(@mage_kiichi)です。
今回は、弊社で行っているマイクロABテストについて、HushTug マーケティング担当の大石(@____oishi____)に詳しく伺いました!
どのような業種においても地道にCVRを上げる事の出来る「マイクロABテスト」について、過去の事例を元にご紹介しているので少しでも参考になったら嬉しいです!
記事の対象者
- EC・D2CのWebマーケティング担当の方
- LPO担当の方
マイクロABテストとは?
皆さんはこんな事を考えた事は無いでしょうか?
「このボタンのデザイン、メインを赤にしたらCVR上がるんじゃないか?」
こうした小さな変更がCVRに影響を及ぼす事は実際にあります。
しかし、毎日多くのユーザーが訪れるECサイトを一気に変更するのが難しいという場合、弊社では「Google Optimize(グーグル オプティマイズ)」というサービスを活用してABテストを行なっています。
Google Optimizeでは主に3つのテストをすることが出来ます。
- ABテスト一部を変えたパターンを複数用意し競わせる、最も有名)
- 多変量解析(パーツを分解し最も良い並びを見つける、更に高度)
- リダイレクトテスト(URLやパスによって別ページを表示させる、媒体ごとに使うと便利)
があり、今回お話するのはABテストを使用したものです。
もちろんページをまるごと変えたり構成やメイン画像をガラッと変える事も出来ますが、そこまでせずともパーツのデザインや位置、文言の変更など小さな変化でCVRを上げていこうというのがマイクロABテストです。(弊社でそんな感じで呼んでいるだけで実際他の会社は知りません、、、)
過去の事例
現在実施しているテストはまだ効果が出ていないためお話出来ませんが、過去に効果が認められて実際にHushTugのECサイトで採用された事例をご紹介します。
①スクロール時に追尾するボタン
弊社の場合は特に
- 商品ページが長い
- カート追加or購入ボタンがトップにしか無い
という条件が揃っており、「ページ下部まで読んで頂いたお客様に対して不親切なのでは?」と感じ、スクロール時に追尾してくる購入ボタンを設置しました。
UX的な事に加え、ある程度良いと感じた瞬間に「購入する」という文字が目に入るのと入らないのでは無意識下で購入に動く確率が違うような気がしたのも設置の理由です。
簡単な作りなのでデザインや実装の詳細は省きますが、テスト中に0.4-0.8%ほどCVRが高かったためにそのまま実装となりました。
まだデザインや文言が最適化されているとは言い難いので今後も更にテストを繰り返していく箇所です。
②購入ボタンの文言
「購入やカートに追加するためのボタンに表示されている文言ひとつでCVRが変わるのでは?」と思ったので複数のパターンをブレストし、幾つかを競わせてみました。
当時は予約になっている商品だったのですが、「予約注文する」「今すぐ予約注文する」「予約購入する」「今すぐ予約購入する」などの選択肢を用意しました。
結果としては「今すぐ予約購入する」が最も高く現在のECもそれにならった文言になっています。
③お支払い前にアップセル
弊社のECの場合は購入ボタンを押すと横からカートがニュッと出てきてカートに入った事を知らせるとともに、お支払いへ進むためのボタンが表示されます。
ただ、それではお客様が広告などで知った顕在的に欲しいもののみを購入している可能性があります。
そこで、「体験を邪魔しない程度にレコメンドを付けたらお客様に他の商品を一緒に提案できるのは?」と考えてニュッと出てくるカートに「よく一緒に購入されている商品」としてレコメンドを設置してみました。
結果それまでのお客様が複数商品を買う確率が4-7%アップし、平均注文金額は¥2,000ほどアップしました。
上記は半年〜1年前の事例なので現在のストアとは状況が違いますし、別の事業やストアでは全く逆の事が起こる可能性もあります。
しかし、お金をかけずに広告や集客効果を高められる施策なので、未実施の場合はぜひチャレンジしてみてください。
最後に
いかがでしたか?
今回はマイクロABテストについて事例を交えながらご紹介しました!
また新たな発見があったらこちらのnoteでシェアしていこうと思います。
また、ブランドの立ち上げ初期の方向けに、「約8ヶ月で月商840万円を達成するまでに行った全記録」を無料公開しています。
まだ読んでいない方は是非読んでみてください!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
HushTug広報 曲師(まげし)