【コスパ最強のマーケ施策】広告費0円で今からできるギフティングを紹介
こんにちは!HushTugの曲師です。
皆さんは新商品発売や既存商品の認知拡大に向けてどんな取り組みをしていますか?
2019年4月に立ち上げたHushTugは、フェイスブック広告やGoogle広告など広告を中心に集客してきました。
ですが、今年から新入社員(曲師)が増えたので、今までリソース不足で出来ていなかった広告以外での集客の強化を本格的に開始しました。
そんな中、はじめたのがギフティングです。
この記事では、ギフティングの基本的な特徴からHushTug実施結果をご紹介します。
ギフティングを知らない方やまだギフティングに挑戦したことがない方の参考になったら嬉しいです!
ギフティングってなに?
ギフティングとは、YouTuberやTikTokerに無償で商品を提供し、動画の企画として商品を紹介していただくなど、自社商品の販売促進につなげる活動のことをいいます。
ただ、その商品を紹介してくれるかどうかは相手が決めることで、商品を提供しても動画投稿しないこともあります。
また、金銭的な報酬もありません。
なので、動画投稿をしてくれた際に、報酬が発生する場合と比較すると実際の使用感などを正直に言っていただくことが多い傾向にあります。
ギフティングのメリット
ギフティングのメリットをいくつか挙げます。
・広告費がかからない
・自分が狙ったところにターゲティングしやすい
・自社ECサイトで紹介できる
“広告費がかからない”
ギフティングは広告費がかからず、費用でいうと製造原価と配送料くらいで抑えることができます。
ちなみに、HushTugのレザートートだと
「製造原価(8,782円)」+「配送料(約1,400円)」= 一人当たり約10,000円
となります。
YouTuberに製品のPRを依頼する際の料金相場は「フォロワー数×2~4円」と言われているので、相場よりもだいぶ価格を抑えて依頼することができます。
ユーチューバーに製品PRを依頼するインフルエンサーマーケティングの費用・料金相場は、1回のSNS投稿で「フォロワー数×2~4円」と言われています。
たとえば、フォロワー数が5万人のユーチューバーにPR依頼する場合は10万円~20万円が費用の相場ということになります。
ユーチューバーの情報発信力に比例して費用も大きくなるというシンプルな費用算出方法です。
( 引用:https://find-model.jp/insta-lab/how-to-contact-youtuber/ )
“自分が狙ったところにターゲティングしやすい”
ギフティングは、自社製品の特徴を踏まえてYouTuber•TikTokerを選定することができるため、ターゲティングしやすい傾向があります。
例えば、HushTugの製品でいうと
・メンズ向けバッグ ⇒ 20~40代向けにファッション紹介している人
・デザインがシンプル ⇒ ミニマリスト
・モンゴルレザー ⇒ 革製品に詳しい人
などに向けてギフティングすることで自社製品と相性が良い人に紹介していただくことができます。
また、そのようなインフルエンサーの動画をみているユーザーは似たような嗜好を持っているはずなので、視聴者にも響きやすい傾向があります。
“自社ECサイトで紹介できる”
ギフティングにより紹介していただいた動画は投稿者に許可を取って、自社ECサイトに掲載することができます。
ECサイトに掲載する利点は
・お客様が製品をイメージしやすくなる
・お客様に安心していただける
の2つが挙げられます。
一つ目の”お客様が製品をイメージしやすくなる”は、画像と動画を掛け合わせるとそれぞれの特徴が活かされ、よりイメージしやすくなるからです。
例えば、サイズ感が挙げられます。
HushTugの商品ページには製品サイズが書かれている画像があります。
確かにサイズ表記されているため、なんとなくの大きさはわかると思います。
ですが、実際に自分が使ってみた時にどうかは分かりにくいですよね?
なのでいくつかモデルさんが使用している画像も使っています。
先ほどよりも、だいぶイメージしやすくなったかもしれません。
ただ、これだけだと少し不安が残るかなと思います。
そこで、YouTubeでHushTugを紹介してくれている方の動画を掲載させていただきました。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=lfPx7OM2WBE
みていただくと分かると思うのですが、圧倒的に動画の方がイメージしやすかったのではないかと思います。
私たちのようなD2Cブランドは、ECサイトで販売し、基本的にお客様が製品を選ぶときはECサイトをみて判断するため、クリエイティブが命です。
(ちなみに、HushTugは東京・静岡・鳥取にそれぞれショールームがありますが、地方の方はまだまだ実物をみて購入というのは難しく、多くの方がECサイトをみてご購入しています。)
なので依頼するときは、自社製品のイメージに近い動画編集をしているかなどもしっかりみておくのがポイントです。
二つ目の“お客様に安心していただける”は、第三者に紹介していただくことで、「この製品は怪しくなさそうだな。」と不安を解消することができると考えています。
先ほども言ったとおり、ギフティングは報酬が発生しません。
「実際に使用してもらい、気に入ったら動画で紹介してください」とお願いしているかたちになります。
そのため、掲載していただいている動画も良いところだけでなく、悪いところも紹介していただいてるケースが多く、宣伝っぽさがありません。
このように、お客様にギフティングで第三者から自社製品を紹介している動画を見ていただくと、ひとつの安心材料になります。
ギフティングの選定方法
それでは、私がギフティングで意識した選定方法2つをご紹介します。
・ターゲティングを意識した選定
・広告の使用を意識した選定
・インフルエンサーの規模感
- YouTuber
- TikToker
“ターゲティングを意識した選定”
先ほど説明したとおり、ギフティングはターゲティングがしやすいといった傾向があります。
なのでYouTuberやTikTokerを決める際は、視聴して欲しい人を意識して選定することが大切です。
視聴して欲しい人は、自社製品の購入者と類似している人(年齢、性別、嗜好の傾向など)が代表として挙げられます。
HushTugでいうと、
・年齢 ⇒ 20~40代
・性別 ⇒ 男性
・嗜好の傾向 ⇒ シンプルなデザインが好き、レザー製品が好き
などが該当します。
ギフティングする製品によって異なってくると思うので、まずはこの辺をあてはめれば問題ないと思います。
“広告の使用を意識した選定”
基本的にはターゲティングを意識して選定します。
ただ、私たちはギフティング動画を広告でも使ってみたかったので、選定方法を変更しました。
ちなみに、広告で使いたかったのはプレゼント訴求です。
ありがたいことにHushTug製品は、多くの女性が男性に贈るプレゼントとして選んでくれています。
そこで、カップルYouTuber(TikToker)の女性に「プレゼントで選ばれる商品」のようなかたちで紹介していただき、その動画を広告で出稿したらよりプレゼントとして選ばれるのでは?という仮説を立てました。
その時の選定方法は
・カップルや夫婦で動画に出ている
・プレゼント企画をしている
・ブランド紹介をしている
などの方々に依頼をしていました。
現在TikTokerに提案している最中なので、動画を投稿していただいたらまた紹介しますね!
“インフルエンサーの規模感”
上記の二つを意識しながらギフティングする人を決めたら次は、インフルエンサーの規模感を意識しながら選定しましょう。
インフルエンサーといっても、1万人以下の小規模な方から100万人以上の方もいます。
この規模感や媒体によって、反応が違ってくるのでそれぞれの媒体に分けて説明します。
YouTuber
YouTuberのチャンネル登録者数の規模感でいうと、1万以下の方が反応してくれた印象です。
登録者数が1万人以上になるとほとんど反応がありません。
こちらはKENファッション同好会様にギフティングし、レビューしていただいた動画になります。
チャンネル登録者数は約5,000人。再生回数は約3,700回(12月22日確認)
特にコメント欄をみていただきたいのですが、KENファッション同好会様のファンの方々にたくさんコメントをもらっています。
このように、コアなファンがいるYouTuberに製品を使用していただくことで視聴者の購買意欲を高めることができます。
皆さんも自分の身近にいる人がオススメしている物を不信感なく使ってみた経験があるのではないでしょうか?
また、HushTugの購入を検討しているお客様が、HushTugについて調べている時にこちらのYouTubeをみたら、良し悪しを正直に説明しているためとても分かりやすいかつ信頼できるのではないかと思います。
ちなみに一番多い方で登録者数約2万人の方がギフティングを承諾してくれました。
ギフティングして間もないこともあり、動画投稿はまだされていませんが(投稿されずに終わるかもしれませんが)投稿していただいたらこの記事にてアップデートを予定しています。
TikToker
続いてTikTokerです。
TikTokerはフォロワー1万〜10万くらいの人でも比較的反応してくれました。
YouTuberと比べても圧倒的にフォロワー数がおおいのですが、返信率も圧倒的にTikTokerの方が良かったです。
YouTuberは返信率10%に満たないのに対してTikTokerは約60%(辞退も含まれます。)
おそらく、YouTuberは商品紹介などPRの文化が広まりつつありますが、TikTokerはまだまだそのような体制がないため、フォロワー数が多いけどマネタイズできない人で溢れているのだと思います。
その点で言うとTikTokerのギフティングは打率が高く、チャンスがあるといえます。
TikTokerにギフティングするときの注意点
高確率で引き受けてくれるTikTokerですが、話が進んでいった際に注意点が何点かあります。
動画の内容をこちらでしっかり説明する必要がある
私は今までTikTokをほとん使用していなかったため、「TikTokのことはTikTokerの方が知っているだろう」と考え、ギフティングの趣旨を伝えて動画の内容、構成などは完全に任せていました。
投稿している動画のクオリティも高く、安心していたのですが、約1週間後、出来上がった動画を見せていただいたら普段の投稿とは明らか違ったテイストの動画でした。
YouTuberに依頼していたときはこのようなことがなかったので正直驚きを隠せませんでした…。
あくまで予想ですが、やりとりする際のメールの文章などからTikTokerは学生が多く、ギフティングの趣旨を理解していなかったのかと思います。
せっかく動画をつくっていただいたのに、その人のいいところを最大限に引き出せず悔しい思いをしました。
なので、現在は
・動画イメージを添付する
・ギフティングの趣旨を細かく説明する
ことを心がけて取り掛かっています。
まとめ
いかがでしたか?
ギフティングは費用がかからないので、気軽にはじめることができます。
その上、メリットがたくさんあるのでまだ実施していない方はぜひこの記事を参考にしてはじめるきっかけになったら嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
HushTug 曲師