見出し画像

【教養】古田更一のidol入門 #1 本の読み方(破っちゃだめ)

1,太庸吉

 速読skillがすごいっす.
   
     チョムスキーの生成文法を話されていて,SVOCじゃあなく,SPでよいのだと.

   非常に早口で影響を受けました.
   
    文章は同じことの繰り返しと言い,表現リレーというものを追ってゆきます.

   実際に売っている太庸吉『英文精読へのアプローチ』がオススメですが,実物の方が面白い.

   とにかく超長文をその場で沢山解かされて速読として英語の語順のまま日本語翻訳してゆきます.

  これらの経済学的な視点からマックス・ウェバーなどを読む際のノリやロジックをマジで学びました.
 
 早稲田や東大レベルだと簡単ですが,オススメです.

 具体的に応用するならば,TOEICなどを受講したり日々の情報処理を早くする癖をつけたり忍耐力をつけるときに役に立ちます.

 またチョムスキーや構造主義,数学をはしょりながら早く読む時にこれらの思考は役に立ちます.

  意外と速読は嘘が多いと思ってましたが,これはチョムスキー理論をめちゃくちゃ噛み砕いているらしいので大当たり.それに近代啓蒙主義者っぽいキャラがマックスウェバー臭く丸山真男とか大塚久雄を読みたくなり元気になります(笑).

   ただ英語の論理展開だけで情報処理が上がる見方を得るだけで元気になりキュンとします.

 要するに,言語学そのものを勉強すると,ハウツー化するのですね.

   なかなか真似はできないのですが,美しい文章というかマックスウェバーの文章そのものが鬱が治るあれですよ.

  で,それらの文章は書けないが,ロジックで説明しているのがチョムスキーあたり.

  これらを独自にまとめた変人が太庸吉さん.引退しちゃったし今どうしているのだろ.

   仕事にも役に立ちました.薬みたいな.

2,小林俊昭

   一橋大学英語のプロフェショナル.

   ギリシャ語やローマ語に遡って英語をヘーゲル的な弁証法的に読み,その知識だけで全ての問題をintergrative統合する授業.

    暇人向け.

     暇なので受けて哲学書を読めるようになり地味に役に立ってます.

   めちゃくちゃ難しいし遅読すぎるため,即効性は薄め.

   ただ重要です.

   北海道大学の教授やフランスの風刺哲学雑誌、様々な細かい文献資料などを頭の中でデータ化し流れから把握する癖ができました.ヘーゲルが誰々の流れかとで把握すると様々な哲学者が分かるし,それを数学へ応用したりして知の密輸入をすると様々なことが分かるようになりました.

  当時は頭がおかしかったため,大学の本は殆ど読み干して浅田彰の雑誌は殆ど読み干してデータ理解をし数学をひたすら歴史やパラ読みで理解することもしてました.

  本当に狂っていて(笑),こっちはTOEFL的でマジで暇つぶし向け.ただやれたらやった方,意識したほうがいい.

   たとえばパースの文献はなかなか手に入らない.このような語り口や歴史で考える癖はヘーゲル的だし教養的.

   コバトシは教養人のなりかたですね.

   彼は暇人ですね.

3,小幡正敏

 アンソニー・ギンデスの翻訳者.

   アメリカ経済学で言うマンキュー経済学のイギリス社会学版みたいな人.

  社会学の教科書.

  とにかくオーソドックスな自殺論に始まり,どんどん話が脱線し暴走族やフロイトの死の欲望まで語る最近見なくなった教養人.

  正直,浅羽通明先生よりなんか論理はあるし橘玲先生よりオーソドックスなのに負けてません.

  正直,宮台真司は聞き飽きれて見飽きていたので,こちらの専門的でオーソドックスで受験勉強の延長線な小幡先生の話の方が役に立ちました.あちらは天才芸なんで,体系化されてませんから.

   ただ彼はとにかくマルクスやデュルケームなど基礎的な思想家をなんだろ,市販で売っている内容をより深くそのまま語ってくれるカセットテープレコーダーみたいな需要があります.宮台真司だと余計な脱線が入りますが,本当にオーソドックスで癖がないので意外とないんすよね.

   彼は高い金払った版お手軽思想の教科書.

    意外と基礎的な内容をちゃんとわかってないことが分かり暗記するだけでなんとかなると分かりました.

   これら3つを頭に入れて,オースティンやギルバート・ライル,ヴィトゲンシュタインを速読し,プラグマティズムは遅読し,社会学はそのまま彼の言っていたフロイトやマルクス,エンゲルス,暴走族など単なる基礎思想家の要約を全て丸暗記しました.

 ただ前提にはまず英語をTOEIC的に読むか?TOEIL的に読むか?あるいは学際的に知るべき教養は何か?

 これら3点の理屈2 暗記1をどういう配分で使ってゆくかが大切です.

   こうすると本が読めるようになります.    

    なぜならば太庸吉は私立向け,コバトシは国立向け,小幡先生は院レベルなので,こうやって頭を使い分けないと本をパズルとしてまず読むという下部構造ができません.

   本が読めない人の特徴として理屈1,理屈2,暗記,私はこの3整理ですが,様々な要素分解で本を理解しないと頭に入らないからです.

  貴方の性格や向き不向きはあるのでそれを意識しバランスさせたり密輸入することで本は読めるようになります.


   

 

いいなと思ったら応援しよう!