シェア
あなたを待っていた 冬の日暮れ 暗闇に 優しく 白く 淡く ふわふわと 降り始める小雪 しんしん と 身体は 冷え どんどん と 心は 脈を打つ 悴んだ手に 掴まれたラブレター 中に 無駄な言葉は 何一つない しんしん と 身体は さらに冷え どんどん と 心は さらに脈打つ しんしん・・ どんどん・・ しんしん・・ どんどん・・ あなたが来る道を 暗闇の先まで 真っ直ぐに ただ 見つめ続ける しんしん・・ どんどん・・ しんし