文スト119話感想
読みました、文豪ストレイドッグス119話。
最近の本誌はとんでもないことになっているので感想を書くにしても意味のない悲鳴しかあげられないそうにないですが、どうぞよしなに。
当然ですが、ネタバレ注意。
「根源辺縁体」ってなんでしたっけと思って朧げな記憶でbeastを開いたのですが、やはり近い言葉で言及がありますね。ちなみにbeastのほうでは「根源近縁体」です。
漢字が似ているので見た目は紛らわしいですが、本誌のほうは「こんげんへんえんたい」、beastのほうは「こんげんきんえんたい」ですね。
ただし文脈的にどちらも本を指していると思っても大きな間違いではなさそうです。しかし、びっくりするほど独自の用語が出てくる漫画だ。これで大人気なの、結構すごいですよね。
敦の異能は特殊だ特殊だと思っていましたがやっぱり。というか、敦と本の関係がはっきりと示されたのは何気に初めてです。「道標」とは言われてましたが……。
ところでこのツイートを見てほしいです。これ見て欲しさにわざわざこうしてnoteに書いたと言っても過言ではありません。
凄くないですか?ちなみに、これは私のツイートです。凄いって言ってほしいです。
いや、みんな結構考えてそうだけど。でもこれ意識して(最初から知ってて)キャラデザしたんでしょうか……。文スト、割と長年やってる漫画ですよね?
敦の爪でなら御前をなんとかできたの、冷静になるとそうなんですけど、改めて言われると……。ここ数ヶ月、メインキャラの死亡ラッシュでしたので……。敦も絶望……。私も真顔……。
しかしまあ逃げ場も無いに等しいこの状況、確かに遅かれ早かれ程度の違いなんでしょうが……。
神人の説明、正直よくわかんないけど要は実体はないってことですか?くらいの理解しか出来ませんでした。頭の良さそうな漫画を読んでいる自分が全然頭良くないのを受け入れたくないです。なんなんだ、ミンコフスキー空間って。
神人はひたすら異能者を(肉体すら残さずというか、恐らく肉体を異能に合わせて、概念化して)殺して回っているように見えるので、この状況になってしまった時点でドスくんの目的達成……なんですね。もうやばい。なんかぬるっと見逃された福沢さんは本当になんなんだ。生かされる方が絶対に辛いからですか?
「太宰君ですら僕の片割れは務まりませんでした」←まるで能力的に不足があるみたいに言ってますが、太宰の気持ちってものもあると思います。(太宰がドスくんに出し抜かれたのは事実なんですけど)
ていうかドスくん、うきうき相談会〜とか言ってて当時はトチ狂ったのかと思っていましたが、マジで話し相手に飢えてたんですね。そんなに?
ゴーゴリはドスくんと話していたく感銘を受けていたみたいですが、ドスくんの眼中にもなかったってことがどんどん証明されていくみたいでちょっと複雑ですね。
敦、即決すぎる。気持ちはわかるけど。
じゃあ、厳密には「栞」と「敦」は別の存在?ってことになるんですかね?そもそも栞が何なのかよくわかんないですけど……。異能が、虎が「栞」?
ドスくんがわざわざ話したがるってことはあの虎、喋り出したらめちゃくちゃIQ高かったりするんでしょうか。
というか栞って、言葉通りに捉えるとじゃあ「栞」のいる、開かれている?印のつけられている?ページが、恐らく要するにこの世界が、特別ってことをい示す証ってことですよね。そういう意味もあるのかな?
でもbeastの敦も虎の異能者だったし……。いや、やっぱよくわかんないですね。
ドスくん、表情豊かだ。
芥川がなんかすごい姿になってますね。アニメの最後のほうで変な格好してるとは思いましたが、ブラちゃんの影響(語弊のある言い方)でしたか。なるほどな……。
なんかもう芥川の使う言葉が同じ日本語と思えない。とはいえドスくんの言うことも別の意味で意味不明なので、この空間で敦しか私の理解できる言語を喋ってくれないです。
記憶喪失?はどういうことなんだろう。ブラちゃんの影響が大きいとかかな……。
芥川の空間断絶とブラちゃんの異能が奇跡的にマッチして良い戦いしてます。実況解説は敦とドスくんでお送りします、みたいな感じになってる。
「芥川が勝つぞ」←負けそう……。やめて、敦。
ここで119話終了。失礼な話なんですが、最近しっかりめに本誌で1話のボリュームがあってびっくりしちゃいます。アニメが追いついたときちょびっとで本誌終わっちゃったことあったので。展開の勢いが凄すぎて悲鳴しか出ませんが。
私は福沢さんと乱歩が好きだったりするので乱歩はどうしてるんだろうなと毎月読みながら考えてしまいがちなんですが、今月は敦が「栞」と明言されたのが激アツで、読み終わった今になって「乱歩、どうしてるんだろうな」が来ました。現実的に考えると真面目に瓦礫で潰れちゃってそうなんですけど……。
とはいえ、裏頁の存在がまた出てきて探偵社員蘇生のチャンスがまだあることがわかったので、そんな単純な話で済むのかはわからないですが、社員のみんなはまだ死んだとは……決まって……ないと思いたいな。
乱歩もまだどっかでピンピンしてると思う(希望的観測)ので、重ね重ねそんな単純な話で済むのかわからないですが、なんとか頁を奪取できたらいいですねって感じです。
いや、福地さんの計画が長年のものなのが、どうしても……。例えば五衰事件が探偵社に持ち込まれた段階からどうにかするとか、そういうことをやろうとしても厳しいんじゃないかと考えてしまうんですよね。
そもそも本を使って探偵社がテロリストに仕立て上げられたのは、それなりの整合性があるから可能だった訳です。福沢さんの過去とか、鏡花の罪とか、与謝野さんの過去とか、太宰の経歴だって。
そもそもの話をしてしまえばなぜ彼らがテロリストに仕立て上げられたのか。その理由はひとえに、主犯の福地さんが福沢さんを選んだから。そして、福沢さんの作った会社に彼らがいたからです。
本で現状を変えるにしても、敦が現時点での記憶を持ったまま過去にワープするとか、そういう訳にはいかないですよね。本の現実改変はそういう風には使えない。(55分はそういう話でしたが)
「物語整合性」を保ったまま、つまりは無理なくこの事件を起こさないようにするには、大袈裟じゃなくそもそも探偵社の存在を無かったことにするしか道はないんじゃないかなと……。中途半端な段階からやり直すことはきっとできません。
皆が生きたまま、あと五衰の生んだ被害者をまるっと救うにはそれしかないんじゃないかな……。と思うので、綺麗さっぱり解決がちょっと想像できない。
感想と想像を書きすぎました。そろそろ終わりにします。来月も楽しみ。おやすみなさい。
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