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暮らしから欠けていたもの。

音楽と本。
私の暮らしから欠けていたものだ。

浄水ポットのカートリッジをAmazonで注文したら、なぜかプライム会員に入会していたので、そのまま1か月プライム会員を堪能することにした。

ずっと気になっていた、ジェーン・スーさんと高橋芳朗さんのポッドキャスト番組「生活は踊る歌」をep.00から聴いてみる。

スーさんは今の私の心の拠り所で、平日はラジオ番組を聴いているし、サクちゃんや美香さんとのポッドキャスト番組も欠かさず聴いている。
書籍も何冊か読んで、『おつかれ、今日の私。』は紙の本で持っている。

ラジオ番組「生活は踊る」でセレクトされている音楽が、いつも素敵だな、私の心にヒットするな、と思って検索したら、高橋芳朗さんがセレクトされていると知って、そこからずっと気になっていたのが「生活は踊る歌」だった。

Amazonがスポンサーだったようで、芳朗さんが毎回のテーマでセレクトするプレイリストはAmazon Musicでしか聴けなくて、それがずっともどかしかったけど、今回はそのお導きだったんだと思う。

私が好きな音楽ジャンルはAORで、最近までレコードを収集していたほどだ。
星野源さんのファンで、彼の影響でブラックミュージックを好んで聴くようにもなった。
まぁ、2021年の出来事で私は源くんから距離を置くようになったし、レコードも売ってしまった。

振り返れば、前職を辞めてコロナ禍になり、私は生活に欠かすことがなかった音楽と本から離れてしまったように思う。
元々中毒的だったニュースサイトやSNSを1日じゅう閲覧することや、政治関連のトピックスに振り回されるようになったのも、時期的に被る。
直接的な原因、というよりもいろんなことが混じり合って、音楽と本から距離を置くようになった。

それからというもの、代わりになるものはいくつかあったけれど、暇つぶしにしては心身に悪影響を及ぼすものばかりだった。
ニュースサイトやX、YouTubeを、1日に何回も更新を確認するようになって、それをせずにはいられなくなるのは、中毒者そのものだ。

スーさんと芳朗さんの話を聴いていると、音楽を聴きたくなってくるし、YouTubeを見ながら仕事をするよりも、音楽を聴きながら仕事をするほうが健全な気がしてきた。

久々にAmazonのページを開くと、源くんが新刊を出していたので早速Kindleで購入した。
コロナ禍になって彼から離れたのは、結婚したことが大きかったけれど、彼自身や彼を取り巻くもの、音楽性に付いていけなくなったこともある。
大好きだったオールナイトニッポンを聴かなくなったのも、内輪で盛り上がっている感じに嫌気がさしたから。

ガチ恋、リアコというにはあまりにも大げさな感じもするが、彼を想う気持ちはそれに近い感じだったんだと思う。
今でも正直、彼の結婚を心から祝福はできない。

芳朗さんセレクトで、初めて韓国のシティポップを聴いたけど、かなりクオリティが高くて、一瞬で心を掴まれた。

そう、世の中のシティポップブームも私には受け入れがたくて、大瀧詠一さんの「君は天然色」を気軽に流したり、推したりされるのが本当に嫌だった。
ちゃんと詩を読めば、その背景を知れば、CM曲で使うようなものではないのだ。

好きになればなるほど、世の中にグチグチ言いたくなるのは何なんだろうか。

そうか、私には音楽と本が足りない。圧倒的に足りない。
自分が好きだなと感じるものが、枯渇しているんだ。
軽い脱水症状を起こしている。

もっとみずみずしく自分の感性を呼び覚ますためには浴びるような音楽と言葉が必要なのかもしれない。

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tomokick.
サポートいただいた方も私のnoteを読んでくださる全ての人へ。Om Shantih Shantih Shantihi