第2回|『英文読解力』が伸びない…原因はこれだった!|だから伸びない…日本人の英文読解勉強法
はじめに
こんにちは、ハリー・サポーターです。この『だから伸びない…日本人の英文読解勉強法』では、全5回で、日本の学校・塾で指導する勉強法の何が悪いかについてご案内します。
合わせて、『誰でも伸びる!必ず伸びる!英文読解の正しい勉強法』というコンテンツのご用意もあります。ぜひ、そちらもご覧くださいませ。
今回は、『『英文読解力』が伸びない…原因はこれだった!』をご紹介します。それでは、内容に入っていきましょう。
長文問題集を解いても、英文読解力はつかない
『長文問題集を開いて、長文を読んで、問題を解く』これが、一番多い英文読解対策の方法かもしれません。
ただし、偏差値の高い大学を卒業していても、日本人で、「英文読解が得意!」「英語の資料、じゃんじゃん持ってこい!」というような人は、ほとんどいません。
結局、『長文問題集を開いて、長文を読んで、問題を解く』ことをどんなに積み重ねても、まともな『英文読解力』はつかないのです。
問題を解いても読解力が上がらない原因
読んだ内容を人に説明できますか?
なぜ、長文問題集をたくさん解いても、英文読解力がつかないのでしょうか。
ここで、考えてみてください、思い出してみてください。試験で長文を読んで、問題を解いて、試験が終わりました。その長文に書かれていた内容を、あなたは人にきちんと説明できるでしょうか。
英語に限りません。国語の長文でも同じです。問題を解いて、満点を取っていたとしても、読んだ内容を、他人にきちんと説明できる人は多くはありません。
内容を理解しないまま問題を解き始める習慣が諸悪の根源
内容をきちんと理解していなくても、上手に該当部分を探せば正解できる。多くの受験生が、そういうコツを求めます。
ただ、読解力の基礎は、『書かれていた内容を、一発できちんと理解すること』です。問題を解くことに一生懸命で、『書かれていた内容の本質的な理解はそっちのけ』なんだとすれば、読解力なんて、全く向上しなくて当然です。
多くの受験生にとって、問題集の問題を解くことが、読解力の向上を大きく妨げる要因となっています。
長文を読んだら、人に説明してみよう
長文を読んだ後、『何が書いてあったか』を、文章を見ずに説明してみてください。それがスムーズにできるなら、その文章については、真に『読解した』と言えます。
もしうまく説明できないのであれば、『表面的に字面を追っただけ』でしかありません。そんな読み方では、『読解』とは言えませんし、そんな読み方を積み重ねても、『読解力』は向上しません。
これは、英語に限りません。日本語だって同じです。どんな長文を読んでも、資料を読んでも、読んだ内容を他人に説明できるレベルまで理解する。それが、『読解する』ということです。
読解力を高めていく積み重ね
長文を読んだら、何も見ないで人に説明してみましょう。辞書を手元に置いて良いので、どんどん難しい長文を読んでみましょう。それらの積み重ねだけが、あなたの『読解力』を高めます。
それではまた!
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