第3回|SVOCの指導って、何でそんなに遅いの?|だから伸びない…日本人の英文読解勉強法
はじめに
こんにちは、ハリー・サポーターです。この『だから伸びない…日本人の英文読解勉強法』では、全5回で、日本の学校・塾で指導する勉強法の何が悪いかについてご案内します。
合わせて、『誰でも伸びる!必ず伸びる!英文読解の正しい勉強法』というコンテンツのご用意もあります。ぜひ、そちらもご覧くださいませ。
今回は、『SVOCの指導って、何でそんなに遅いの?』をご紹介します。それでは、内容に入っていきましょう。
SVOCは、中1の初歩から知っておいていい
ほとんどの学校・塾では、五文型(SVOC)を教えるのは、中2の後半以降でしょう。早い先生でも、夏休み前ぐらいなのではないでしょうか。
ただ、五文型は、英文の基本的な構造です。これを知らなければ、正確な英文和訳は成り立ちません。どうせ知っておくべきことなら、英文が楽なうちから取り組みたい。This is a pen.などの初歩から、SVOCの指摘に慣れておきたいところです。
だから、私は、中1の初歩の段階から教えます。
何で学校や塾では、中1の最初からSVOCを教えないの?
何で学校や塾では、中1の最初からSVOCを教えないの?その答えは簡単です。先生が、付きっ切りでチェックしてあげられないからです。
SVOCを教えるためには、まずは辞書を引いて、名詞や動詞をきちんと確認しなければなりません。そして、SVOC以外の要素となる単語もチェックする必要があります。
これらを、きちんと教えきるためには、ほぼ付きっ切りになる必要があります。しかし、学校や塾の先生には、その時間が与えられていません。だから、まだ英語に慣れていない段階では、教えることができません。
そのため、SVOCは、学校や塾では、文法問題などをある程度理解して、自分でそれなりに処理できるようになってからしか、教えないのです。
丁寧に取り組めば、誰でも慣れられる
なお、SVOCを学んでも、適切にSVOCの処理ができない中学生・高校生はたくさんいます。そうなる理由は、やっぱり、付きっ切りで丁寧に教わったことが無いからなんです。
でも、SVOCの指摘と和訳は、丁寧に取り組めば、誰でもできるようになります。丁寧に取り組めば、誰にだって慣れられる、単純作業です。
英語が苦手!
英語をやり直したい!
英語を効率的に学びたい!
そういう方は是非、中学英文法の基本例文から、又は、高校入試共通問題から、あるいは、大学入試共通テスト(旧センター試験)から。SVOCの指摘と和訳を、丁寧に繰り返してみてください。
それではまた!
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