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AIC体験記-現場ならではの学びについて

こんにちは、ケントと申します。15期の関東校:アグリイノベーション大学校(以下:AIC)の千葉農場へ入学しました。あれから、学ぶことも多くありました・・・。今回の記事はAICの圃場で学べたことについて書いていきたいと思います。

有機栽培ならではの育て方

 慣行栽培は「農薬」を使います。「農薬」は商品それぞれに、使っていい作物などが存在します。もし、無登録の作物に使ってしまうと、登録外使用として出荷停止などの措置を受けることがあるからです。そのため。散布時に他の作物に掛からないように充分に気を付ける必要があります。それを念頭に置いて、以下の写真をご覧ください。

図1-1-530x353

「サトイモ」を左右に挟んで、「ショウガ」を育てています。これは、暑さに弱い「ショウガ」を守るために背の高い「サトイモ」を左右に植えるという農法です。これは、慣行栽培には難しい農法で、「サトイモ」「ショウガ」の2つに登録がある商材でないと使用することが出来ません。そのため、AICの有機栽培を主軸とした農園だからこその学びだと思います。

品種間差から学ぶ

 AICでは同じ作物でも複数の品種を育ててます。品種毎で作付け時期、育成スピード等の違いがあり比較してみることで初めてわかることも多くあります。以下の写真をご覧ください。

図1

同じ日に定植し、同じ日に掘り起こしました。しかし、生育にかなりの違いがありますね。こういう情報は「農業改良普及センター」に問い合わせたりすると教えてくれたりしますが、自分の目で見て、肌で感じるのが1番だと思います。AICは多品目、多品種を育てているので自分がどういう作物を育てたいのか?どういうビジネスをするべきなのか?そういったことを考える上で非常に有効な場所だったと思います。

入学を検討されている方へ

 AICには様々な経験された方がいらっしゃいます。定年後の楽しみとして、家庭菜園の知識が欲しい人、農業ビジネスを始めたい人そんな方々と知り合い、話をすることは大きな刺激にもなります。私の記事を見て少しでも農業にご興味が持たれた方が居たら幸いです。


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