父親の育休、取って何する?
先に断っておくが、本エントリは完全に父親目線である。
ポリコレ的な指摘の可能性も理解している。そのへん考慮してムカつきそうならそっ閉じして欲しい。(個人的には、ちょっと世の中の育児系の記事等は父親にシビアすぎて、リアルじゃないと思っている)
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僕も2017年10月末くらい〜11月末くらいまで1ヶ月ほどだが育休を取った。
育休制度や育休中の生活など詳細は僕よりもっと上手に読ませる文章を書いてる方がいるので、こっちを読んでもらえばOKかなと思う。コピーライターはすごい。
↑にも書いてある中で一つだけ僕からも強調しておきたい。
育休は育児「休業」であり育児「休暇」ではない。
これはよく勘違いされるが、休業状態になるため、会社からの給料は支払われない(雇用保険から給付金は出る。最初の半年は給料の67%、以降は50%)。
2018年現在の育児休業制度については、↓の記事とかにまとまっている。(ママリは本当に最高のプロダクト。作ってるコネヒト社もいい会社!)
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さて、本題。
最近、男性の育休取得を義務化する会社が出てきたりして、父親も育休取ろうねという動きは今後も盛り上がっていくと思われるが、休「暇」感覚で臨むと確実に母親の反感を買う。育休は育児体験の時間ではない。
「100人の既婚女性のうち30人しか父親に育休をとって欲しいと思っていない」という悲しいアンケートの「取って欲しくないと思う理由」にも休暇感覚でいられると邪魔という意見が挙がっている。
では、父親は育休をとって何をすべきなのか?
タイトル釣りだと怒られそうだが、父親が育休をとって何をすべきなのか?の答えは、それを夫婦間で話すことであると考える。
父親が「できること」は、自分の乳首を吸わせるという意味での授乳以外の全て(おむつを替える等の子どもにまつわるアレコレだけではなく、買い物・炊事・洗濯・掃除など家事全般も含めて)であることは間違いないが、「すべきこと」は各家庭の時々の事情に合わせて決定されるべきということを強調したい。
これをやらないと、
父:おむつ替えも沐浴も、夜中のミルクもやってる!!俺は育メン!
母:ずっと家にいるのに洗濯も掃除もしてくれない。この先が不安…
のように、典型的なディスコミュニケーションが発生する。
文字通り命がけで出産してくれた妻をサポートしたい!自分も育児にコミットしたい!と思って取った育休で夫婦の溝が深まっては意味がない。
ちなみに、「何をすべきか?」という問いを一度投げかけたなら、交渉の余地はない。夫婦で話すべきと言ったが、議論しろとは言ってない。100%母親(妻)からの要望・期待に応えるよう努めることをオススメする。
子どもが生まれるまでの日々の行ないの結果、妻の自分に対する期待値が下がっているケース(まぁ、大抵はこうだ)に於いても、100%応えたいという気持ちがある旨を伝えて、理想の要望を出してもらうようにする事で母親側も何をしてもらいたいのか?を考える機会になる。
想定よりも高いハードルが設定されることの方が多いと思うが、慣れれば結構やれるものだし、何より子どもがアホほどかわいい。
恥ずかしながら、僕は育休を取るまでピーラーでじゃがいもの皮を剥くことすらできない感じだったが、1ヶ月でだいたい何でも1人で作れる自信は持てたし、今では土日に妻が旅行に行って子どもと2人で過ごしても大丈夫になった。
育児というと日常とは異なる特別なアクションのように捉えてしまいがちだが、育児は赤ちゃんがいる日常生活そのものであり、24時間それに専念することが想像を超えてタフだが、それを超える楽しさもあるということが肌で分かるはず。
ちょっと育休に限らない話が膨らんでしまったが、育児(=赤ちゃんのいる日常)に馴染むきっかけとしては父親の育休取得はかなり有用だと思うのでオススメしたい。