19歳になって、くだらない女になれました。おめでとう私。
noteを書く時、一般的で当たり障りのない文章を意識していた。
だけれど今この瞬間、それがどうでも良くなった。
理由はよく分からん。
文章でくらい本性を出させてくれ。
そういえば、最近19歳になった。
私を好いてくれている周りの人達全員に言いたい。爪に色を付けることも、ワンピースを着ることも、常に笑顔でいることも、みんなに好かれるためだよ。
私は、人の死で泣く心を持っているし、友達を愛する心も持っているけれど、それと同時に、人の死を喜ぶ心を持っていて、誰かを裏切る快感も知っている。
世界は平和になって欲しいけれど、幸せそうな人は嫌い。
不幸が無い人生なんてつまんないし、不幸で自ら命を落とす誰かの人生を、小説のように楽しむ日もある。
私は、私の好奇心にいつも脅えている。
私の好奇心は、私の意志や良心を無視して、私を形作ってしまう。
狂気的な好奇心に覆われた私の中で、私はそんな人間じゃないんだよと叫ぶ私。
相反する特性が自分の中に存在するおかげで、物心ついた頃から、私の話し相手は、私自身だった。
人に話すよりも、私が私のことをいちばん分かってくれるから、それでいい。
私と話す時間が一番好きで、私は私を大好きになってしまった。
今だってそうだ。
誰にも理解されたくない、わかったような口を聞かれたくない。
だって、私のことをいちばん知っているのは私なんだから。
最近は、そんな気持ちの悪い自意識を抑えきれなくなってしまったのかもしれない。
私は、小さな頃から容姿を褒められる。
私の情報は何も提示していないのに、容姿だけで皆から''判断''される。
私がどのような人間かを知る前に、付き合いたいと言う。
期待という暴力で、私を甘やかす。
私は容姿を褒められるのは嫌いだし、自分の容姿も好きではない。
だけれどそんな言葉も無視されてしまう。
だったらブサイクに整形すればいい?
おかしな話だ。
そういう人は、ブサイクに生まれた人に、不細工だと言われたくなければ整形すればいいと言うんだろうか。
どんな言葉が相手を傷つけるのか、不快にさせるのかなんて分からないのだ。
別に、それを配慮して喋りなさいなんて話をしたい訳では無いし、私の容姿を褒める人を責めるつもりもない。
ただただ、私はそんな期待と視線に囲まれて生きてきたという話。
自分の望まない場所に無理やり連れていかれて、評価されて、拍手をされる日々だった。
私は何もしていないのに。
くっそつまらない人生。
だけれど、どれだけそう思っても、私は周りからの評価に縋ってしまう。
月に一度は美容室に行き、爪も綺麗にし、メイクを練習し、いい匂いをつけて、可愛い笑顔を振り撒く。
それでしか生きていけない人間だ。
それでしか生きていけない人間にさせられたんだ。
お前らに。
私の価値は顔だけだと、ずっとそう思ってしまうんだ。
的外れな責任転嫁だと笑われるだろうが、ごく稀にそういう怒りを感じることがある。
怒っている訳では無い。
自分の中にそういう怒りもあることを、客観的に感じることがあるのだ。
だけれど最近、自分がこの顔に生まれてよかったと、心の底から思うことがある。
こんな何も無いクズ人間と、会話をしてくれるのも、恋愛の真似事をしてくれるのも、私の顔が良いから。
部はわきまえているつもりだ。
だからこそ、人一倍謙虚だし、いい子として生きることを忘れない。
周りが私にそれを期待するからだ。
周りの期待のおかげで成り立つ私の人生を、期待に応えようとすることで持続させる。
こうして文字にしてみると、本当につまらない生き方だと思う。
結局は、男性に魅力的だと言われ、求められることで安心するのだ。
''私はまだ大丈夫だ''と。
本当は、そんなことよりも好きなことに溺れる生き方がしたかった。
才能を手にしても、それを殴りつけるように自らで自らを作り上げる鬼才を見る度に、強烈な嫉妬を感じるのだ。
私もそれになりたい。
私もそうなりたい。
くだらない性愛に惑わされる女になんて、1度も憧れたことは無い。
今の私に、私の意思は反映されていない。
私のいない私を、誰が操っているのだろう。
自分探しの旅で、自分を見つけられるなら、ブラジルだって、月にだって行く。
そう思ってみても、結局は私は私でしかない。
私は私で、あなたはあなた。
私もあなたも、この宇宙が存在する中で一人しかいない。
たった一人の存在。
もはやそんな特別さえもつまらないと思ってしまうのかもしれないね、私は。
常にワクワクしていたいし、それが最優先。
それが出来ればなんだっていい。
人のことなんてどうだっていい。
それが私の本当の姿で、化け物みたいに思うんだ。
それを受け入れたくなくて、私は周りの期待に応えようとしているのだろう。
たとえそれが本当ではなかったにしても、演じることで安心しているんだ。
自分をしばりつけていたものは、結局は自分だったんだなぁ。
あーあ、在り来りな答えにたどり着いちゃったよ。
つまんねぇーー。
なんでこんなにつまらないことしか言えないんだろうか私は。
誰にも理解されたくないから、誰からも批判されるようなことを口にして、それの疑似体験をしようとしてしまったりする。
本当に才能の欠片もないつまらない人間です。
つまんねぇつまんねぇ。
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