『父の日』に思う高齢男性へ 『ファッションセンターいまさら』その⑯
来年の話をすると鬼が笑う
これはことわざになるのだろうか?
来年の話をすると鬼が笑うという。なんで笑うのか?
お寺の法話かなんかでむかし聞いたんだと思うけど、鬼はエンマ様の家来なんだそうな。だからその人の寿命がわかるんだとか。
なもんで、オレ、来年は~行くんだ、とか来年から~始めるんだ、なんて言ってるのを鬼が聞くと、オマエその時生きてねぇじゃねーかw
と、笑うんだとか💦
これの教訓としてはダイエットは明日から!ではなく、何かをやろうと思ったら今すぐ取り掛かりなさいということみたいです。
なんで前フリがこの話かと言うと、相変わらずメルカリやらでこの秋冬から着る予定のハリスツイードのジャケットに合うトラウザーズやパンツ、インナーや靴なんかを買い漁ってる自分に、ハッと我に返ったからです💧
準備万端で一度も着ることなかったり・・・。
せめて棺桶には入れてもらおう。・゚・(ノ∀`)・゚・。
父の日のおすすめギフト
これを書こうと思ったきっかけは、noteで書かれているアキスケさんの記事を拝読したからです。
無印良品で品の良い服をコーデしてプレゼント✨🎁
まさにファッショナブル!おしゃれでコスパも良いアイデアです。
娘から普段着のプレゼントなら嬉しいですし、逆に息子から男目線で選んだ服なんて言うのもアリだと思うのです。
ただ、この洋服のプレゼント、通用するのは父親が60代ぐらいまでじゃないかなと思ってしまうのです。
高齢の男性への父の日のギフトとは
前回の記事でこんなこと書きました。
男女ともにファッション界の大御所と呼ばれるデザイナーさんやファッション・アパレル関係の方は多くいらっしゃいます。
当然コーディネートはバッチリで、品よく優雅にスタイリッシュに決まっています。
けれどむかしから思うのは首から下は間違いなくても、どうしても加齢とともにお顔と服がチグハグに見えてしまうのです。
もちろん同年代の普段着の方と並んでいれば若く見えるけど何か違和感を感じてしまう。
あ、あくまで個人の感想ですよ(;´∀`)💦
で、思ったのは、やはり洋服は西洋のものということ。
日本人の究極のおしゃれ、ファッションは着物じゃないかと。
旅行でホテルや旅館に宿泊すると浴衣が出てきますよね。
おじいちゃんおばぁちゃんが一番自然に似合ってると思いませんか?
どんなブランドの洋服よりも、たとえ「ホテルニュー越谷」とか書いてある浴衣のほうが絵になっちゃう気がしてなりません。
そこで高齢のお父さんに贈るおすすめのプレゼントは
この時期だしズバリ甚平でしょう('∀`)ノ✨
むかしの日本人の知恵の結晶で、サラッとしていて気持ちいいです。
散歩や買物も行けますが、恥ずかしいというのなら部屋着や寝巻きとして使えます。夏の男は浴衣より甚平のほうが良いと思います。
高齢で浴衣だと、温泉旅館のイメージより病院・・・
いや💦ホントクソ暑い夏に最適です(^o^;)!
甚平に慣れてもらったら秋口からは作務衣で決まり。
クロージング(服作り)の原点である英国のオールドスタイルがファッションの基礎であるのなら、西洋のそれである洋服に対し、浴衣や甚平などの着物文化が最終的に日本人が行き着く答えではないか、と思うのです。
着物とは違いますが、実際ユニクロやしまむらではおしゃれステテコが大ブーム。ステテコってオレらの世代だと敬愛する植木等や加藤茶のあれです。
ま、自分も今はハリスツイードに振り回されてますが、仕事しなくなる頃は大人しく甚平・作務衣の世界に行くと思いますw
大好きな志村けんの後を追うように三年前にコロナで亡くなった親父。
マトモに喋ったことはそんなになかったけど父の日を前にあれこれ思い出しているところです。
次回に続きます('∀`)ノ