NCTにありがとう①
最近の三年間ずっと自分の心は土砂降りだった。
99の正解よりも1のミスに気を取られ、自分を追い込む毎日だった。振り返ってみればよくやっていたのかもしれないけど、当時はその振り返ってしまった時点で過去の栄光に縋り付いているとまで思ってしまっていた。そんな中で突然天気が雲ひとつない晴天に変わった。今まで着ていたあの煩わしいかっぱも歩きにくい長靴も不便な傘ももう持つ必要が無くなった。
そんな時あの耳に残る口笛の音が聞こえてきた。
NCTに出会った。
元々三代事務所を渡り歩き一昨年ようやくSMエンタに辿り着いた。Kぽファンの結局は最終地点とも呼ばれるSM、一度その扉を開けてしまえばもう二度と出てはこれないというあのSMにとうとう踏み込んでしまったのだ。
私をSMに引きずり込んだのは、そうレドベルです。
なんといってもビジュアルの良さ、そしてめちゃくちゃ歌が上手い。これが特定のメンバーに限らず全員が圧倒的なクオリティを誇る。全員がメインビジュアルで全員がメインボーカル。
私にとって一番大事だったのはあれ?なメンバーがいないこと。あるもの特に秀でていてある部分は普通、(もちろん、デビュー出来ているのだからそこらへんの普通とは全く意味が違う)がいない。今までは個人的に顔だったり歌だったり踊りだったりでどうしても気になってしまう方がいらっしゃった。(Kぽに限らず日本の今まで好きになったグループでも)それがいないのだからグループとしての平均が爆上げするしか道はない。そんなこんなでもはや不可抗力でレドベルを押すようになった。
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