【終の趣味さがし】オリジナリティと模倣

コピペ根性は戒めつつも、学ぶは真似る、とも言う。オリジナリティと模倣は相反しない。

自分の中で整理しようと色々見ていて、以下の山口周さんの記事が非常に参考になりました。

“創造性と模倣は相反しない
創造性はしばしば「オリジナリティ」、つまり他にない独自のアイデアや作品を生み出すことと結びつけて考えられますが、実際には模倣が創造性にとって大きな役割を果たしていることが、科学、芸術、その他多くの分野で認められています。模倣は、学習や発展の出発点であり、新しいアイデアや表現を生み出すための土台となるプロセスなのです。”

この記事がヒントとなり、終の趣味探しが進展しました。

「オリジナリティを出して、それを認めてほしい」

これが私の趣味に対する潜在イメージだったことが、この一か月の自己観察でわかってきました。

しかしそれでは、まず、オリジナリティの壁にぶつかる。
オリジナリティが出るまでは公開しない、と構える。これがまた、言い訳トリガー、つまりやらない理由になっていたようです。

このオリジナリティありきの考えを捨てるところからスタートしました。
そしてまず、学生の頃、没入していたこと、徹夜でもやってたことを思い出したら、カラオケがありました。

歌うのが好きなのは間違い無いんです。
でも、いつもモノマネみたいに歌っていて、そこに罪悪感もありました。

しかし、今回の記事から、この罪悪感をまず捨てられたわけです。守破離の守から。

そうすると、逆にまず、徹底的に真似よう。
声がたまたまある歌手に似ていると言われたこともあり、好きだつまたこともあり徹底的にその歌手の歌い回しを聞き込み、練習しました。
それこそ100回は。
そして録音→自分の歌を聞く→オリジナル聞く→修正しながら歌う…これを何サイクルも繰り返しました。特に録音を聴くことの効果は絶大でした。思っていたより上手くないと気づいたり、また逆に思っていたよりうまく歌えていると驚いたり。

次はアウトプットです。
「山口周さんの言う発展的回帰とはこのこと!」
と膝打ちしたのが今のオンラインカラオケアプリの進化と充実です。

上記のサイクリックなフィードバックがスマホ一台でかなり気軽、手軽にできてしまいます。そして、即時フィードバックも受けられ、練習のための練習に陥ることもありません。上達しているとの声ももらえます。この環境がフロー状態に入りやすくしてくれます。

本当にいつも持ち歩いている携帯一つでどこでも始められます。歌う場所も、カラオケボックスも安くなってますし、レンタル個室ワークブースも増えています。車の中で練習している人も沢山います。

一つ気をつけているのは、承認欲求に振り回されないことです。あくまで自己実現のポジションを貫きます。それを自己紹介欄で宣言してしまいます。また、承認欲求を煽る系のアプリはすぐにわかると思いますので避けます。
上手い人は無数にいますが、上手くなっている人はどれくらいいるでしょうか。1ミリの変化に1番先に気づけるのは、まず自分、と言うくらい、自分が自分の応援者になるのです。もともと自分の声を自分で聞くのが気持ち悪かったのですが、続けていると冷静に聴けるようになってきました。今は間違いなく私自身が最大のリスナーでしょう…。

承認欲求の渦から遠ざかるために、まずは自分で自分の変化、成長を認められたら大丈夫。趣味に限らずそのトレーニングにもなります。

気づいたらこれが終の趣味になっているのかもしれません。

まずはここで、自分を磨いてみます。
私の変化はまた、紹介させてもらいます。

まず始めましょう。
何かを真似るところから。

私が尊敬する「終の趣味家」、ロッド・スチュワート。26年かけて巨大鉄道模型を完成。
まさにこれですね!



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