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#1 Tonka Blanc / L’ARTIZAN PARFUMEUR

Scent of the day

どでかいカリフラワーの写真からおおくりする、初の香水関連投稿。
今日はTONKA BLANC / L’ARTIZAN PARFUMEUR
光の加減にもよるけれど薄いグレーかほのかな紫色。

photo by 100 miles

香水好きがいつから始まったか考えると
答えはずいぶん遡ることになる。
私が高校生の頃、爆発的な人気を誇ったのがGIVENCHYのプチサンボン。同世代で知らない人はいないのではないかというほどの流行っぷりだった。
元々、子供服とのコラボで作られているので子供も纏えるシトラス系の優しい香り…

結局自分でお小遣いで買うこともできず、恨めしげに眺めているうちに
あまりにもみんなが持っているので、欲しい気持ちが失せてしまったというのが思い出。
実は未だに実際どんな香りだったのか知らない。
重ねて言うと、当時はジバンシィが出していると言うことは知らなかたった。

香水沼は広く深いのでまたいつか出会うこともあるかも知れない。
ツゥはこんな香水つけない!なんていうものは存在せず、好きな時に好きな香りを楽しめるのが香水の良さ。安くていいものあり、目玉飛び出そうなほど高いのに自分には刺さらないものもあり。何をどう楽しもうとあなた次第。自由で広く深い沼なのだ。

L’ARTISAN PAFUMEUR

今日の香りはラルチザンパヒュームというフランスのメゾンからでているもの。

ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)は、1976年に調香師ジャン・ラポルトによってパリで創業されたフレグランスメゾン。フランス語で「香りの職人」という意味。
私がラルチザン パフュームが好きなのは自然の香料をふんだんに使っているというのも理由の一つ。自然ならいいと思っているわけじゃないけれど、香水苦手な人でも、もしかしたら大丈夫かも...とうっすら思っている。

ラルチザン パフュームの中で人気のある香水はMûre et Muscらしい(AI調べ)。私はムスクの香りは慎重に試さないと手に取らない事にしてるので、実際には嗅いだことないけれど、ブラックベリーとムスクの組み合わせが特徴らしく、フレッシュでフルーティらしい。1970年代に初めてベリーとムスクをブレンドした香水として大きな衝撃を与え、今でも多くのファンに愛されているそうだ。
調べてこんな記事を書いていたらだんだんと気になってきた。

TONKA BLANC


Tonka Blancのキーノートは
・カリフラワー
・オレンジブロッサム
・トンカビーン
調香師はAlexandra Carlin

引用: https://www.artisanparfumeur.com/us/en_US/p/tonka-blanc-eau-de-parfum-100ml--000000000065180302?q=Tonja%20Blanchard

驚くのはカリフラワー!どんな香りなのかとワクワクした。
こんなに珍しいなら、失敗したって構わない!買ってしまおう!

そう思って試すこともせずに買ってしまった。パッケージは申し分なく素敵。シンプルでしっかりとしている。フランスのセンスの高さ感じてうっとり。

引用: https://www.artisanparfumeur.com/us/en_US/p/tonka-blanc-eau-de-parfum-100ml--000000000065180302?q=Tonja%20Blanchard

パッケージにもちゃんとカリフラワーが書いてある。


Reviewー私の感想

ファーストインプレッション

まずはのFRAGRANTICAからの資料をもとに。
いくつかのレビューを読んだのだけど、カリフラワー香水という認識から期待外れという人もいた。
もっと野菜っぽい新しい香りをイメージしてしまうとちょっと違う。
葉っぱっぽいとかキャベツの感じでイメージしているなら買わないほうがいい。
かくいう私も、カリフラワー!というワードに惹きつけられたので最初はちょっと期待外れな感じは否めなかった。

引用:fragrantica

勿体無いから、と何度か使ううちに…


香水の感想は、体調、気候、気分、時間帯によって感じ方が変わってくる。だから買った時は嫌いでも好きになったり、大好きで買ったのに使いたいと思う日がなかなかこなかったりと意外と難しい。その難しさが面白さでもあるのだけれど。

香水のレビューは天才的な感性の方、プロの方が沢山いるので、私の戯言には期待せず、個人の忘備録程度に思って読んで欲しい。

つけたのは寒さが深まりつつある秋深まったアメリカ。空気は乾燥している。
まだ暖房をつけなくても過ごせるけど、室内ではウールのカーディガンを羽織りたい。そんな気温の朝。


まず肌に乗せると、さわやかトーンが高めのフレッシュな香り、カリフラワーがよくわからない。香ったら、あ!カリフラワーってなるんだろうか。
背後にパウダリーさを感じる。これがオレンジブロッサム。そして割とすぐにもトンカビーンが香ってくる。トンカブランと言う名の通り、ブランのイメージぴったりな白くて綺麗なイメージ。冬向けの香りかと思ったけどものすごく寒い日には合わなそう。肌に顔を近づけて嗅ぐとオレンジブロッサムがビタミン飲料みたい。ああ、あれだ!子供の時に飲んだ甘いオレンジジュース。甘くて、果汁0%のジュース。それなのに全体的に子供っぽくならないのはトンカビーンがモヤッとした雰囲気を足してるから。このモヤはあくまでもいい意味で。上手く表現できなかった。燻った香りではないのだけど、トンカビーンとオレンジブロッサムの融合が生み出す感覚だと思う。

野菜だから、夏っぽいかな。でもトンカビーンだったら寒い冬かな。そんなふうに思いながら買ったのだけど、結果的に深まった肌寒い朝にぴったり。これつけてデートとかそういう感じではないので、日常やオフィスなどで使えそう。まあ私はオフィスには行かないのだけど。

カリフラワー感ゼロなのでがっかりはしたけど、香りそのものは綺麗。
もし肌的に安物オレンジジュースの匂いが出やすい人には向いてないかも知れないけど、気取らずに構えずに纏える気軽な香りとしてこれからも使っていく。
ただ、使い切る日が来たとしても新たに買うことはないと思うけれど。

最初の香水投稿が最推しじゃないところが私らしい。




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