生涯感動家
毎日水平線に沈む夕陽を眺められる環境の下、そんなところに暮らして、毎度、夕陽を眺めてたら、感動が薄くなるのだろうか?
僕の知ってる山陰の海では夕陽を眺めてるローカルをあまり見かけない。
初めてハワイに行った時、街路樹のゴムの木の大きさに感動して、写真を撮りまくった。
日本の園芸店で売ってる人の背丈ほどのそれは苗木のようなものと知る。ハワイに行く回数を重ねるうちに、樹々の大きさに感動することは無くなった。
知識を得て経験値を上げると、何かを失うことにもつながるのだ。
でも、使い古した包丁の切れ味は鈍るけど、丁寧に研ぎ、使い込んだ包丁の切れ味は鮮やかさを増すはずだ。
毎日包丁を研ぐように歳を重ねると、きっと涙もろくなる。
それは、研ぎ澄まされてるのか、それとも、研ぎすぎて刃こぼれしそうなのかはわからないけれど、できるだけ多くの感動をする機会を持ち、自身の感情を味わいたいと思う。
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