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平穏無事の秘訣

暦の中に、冬至・夏至というものがあります。
一年の中で、冬至は昼が一番短く、夏至は昼が一番長い。

冬至を例にとると、所謂『陰』である夜が一番長くなるわけですが、二十四時間がずーっと夜になることはないです。日が出ている時間もきちんとあります。

何が言いたいかというと、陰が極まっているはずの冬至にさえ、昼がある。つまり、完全な陰というのは存在しません。

Wikipediaより

それを表したのが、この図。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
太極図として有名な図です。
画像をお借りしたついでなので、さらに詳しい説明は、Wikipediaさんにおまかせします。

この勾玉型の白黒、どちらにも目玉のような部分があります。白の勾玉には黒い丸、黒の勾玉には白い丸。
これは、『完全な陰も完全な陽もない』ということを表しています。どちらも少しは、逆の要素を含んでいる……というわけです。

つまり、程度の差こそあれ、運の良い人にアンラッキーが降りかかることもあるし、運の悪い人にもラッキーが訪れることもある。

それが普通です。

開運のために色々してるのに、不運なことが起こった……なんてことは、普通です。それは、確かにアンラッキーかも知れませんが、大難が小難になった上でのアンラッキーかもしれない。そう考えると、開運行動は、確かに効果していると言えます。
どのくらい効果したか、確かめる術はないですが。

癒しとか安らぎというのも、永久に続くものではありません。困難があるから癒しが発生するというか、厳しい状況を知っているから、癒しを感じられるとも言えます。

少々極端な言い方になりますが、怠惰に楽だけをしていると、何かの苦難が来ると考えられるのではないかなあと。

だから、真面目に働いて、少しは人のためになることもして、少しだけ苦の先払いをする生活をして(大きな災難まで、自ら背負うことは必要ないです)、予め『楽しない部分』も暮らしの中に混ぜておく。

こんなことが、平穏無事に暮らしていく秘訣かなあ、なんて考えている、今日この頃です。

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