発酵……!
昨日、ようやく梅シロップの毒味をした。
何故に毒味なのか。
こんなに美味しそうだったのに、
発酵させてしまった。
土用のやつめ。
セカンドインパクトで、とっちらかった時に、一日揺するの忘れたんです。
次の日に気がついて確認したら、もう、外側から白い何かが確認できる。
カビたか! と、ふたを開けてみると、あのシンナー臭が。
酸膜酵母か…………。
※酸膜酵母とは、バランスの崩れたぬか床の表面に現れるアレである。この暑さで、コイツに悩まされているぬか漬け愛好家は多いはず。
それがまさか、我が家の梅シロップに現れるとは……!
そういや、何日か前に飲んだ子供が「すっぱい」と言っていた。私は、その時飲まなかったので、異変に気がつかなかった。
梅シロップに酸膜酵母が浮くなんて、初めて知った! 検索してみたら、わりとあることらしいです。
あーあ。
原因として考えられるのは、
①揺するのを忘れた(通常なら、もう混ぜなくてもいいはずの時期なのだけれど、氷砂糖が溶け残っていた)
②南高梅をつかった(青梅で作る方が発酵しにくい)
③氷砂糖が溶けきらないので、糖の濃度が足りなかった
④氷砂糖が溶けきらないので、冷蔵庫に入れるタイミングが遅れていた
この四つの合わせ技とみた。
とにもかくにも腐敗ではないようなので、酸膜酵母を取り除きながら加熱(溶けのこりの氷砂糖もついでに溶けた)し、冷蔵庫保管。そして、子供には、梅シロップの禁止令を出しておいた。
コンクール直前に食中毒など、まっぴらである。
で、外出予定のない昨日、飲んでみました。
例年つくるものより、少々酸味が強い気がしましたが、大丈夫、飲めた。
夜になっても、夜中になっても、お腹痛くならなかった。
……良かった……!
来年漬けるときには、色々気をつけようと思います。